カテゴリ:綾野剛
~ Mother ~ “母性は女性を狂わせる” ~ 産みの親と育ての親 ~ 二人の親の間で苦しむ娘 教師の奈緒が虐待を受けてゴミ捨て場に 捨てられていた生徒の母親になる・・・ てっきり怜南の父親は死んで 女一人で、ちょうど可愛くて 手間もかかる時期に、子育てと 仕事の両立に心がパンクして その時に出逢った男が不運としか言えない・・・ 死んだと思っていた父親は 実は死んでなく、新しい家庭を 持っていて・・・ 仁美の結婚当時の光景を見る限りでは 何も問題が無さそうに思えたけど 女から母親になると、色々あり 怜南には、父親は死んだ事に してたんだろうね・・・ 離婚の理由、何だったのだろう・・・ 仕事と子育てを頑張っても、誰も 褒めてくれない 誰かに縋りたい、そして出逢った 浦上真人・・・(;一一) ジィー 怜南に虐待、そして女性としても 見てしまっている事に腹が立ちながらも 仁美は、真人にまで捨てられたく なかたんでしょう~・・・ 娘が虐待されていても別れる事は 出来ず・・・ とうとう寒い冬の日に、怜南を ゴミ袋に入れて捨てるとは・・・ これまで色々な作品を見てきて “これは残酷すぎる・・・!”という シーンも色々あったけど、 その中で娘をゴミ捨て場に捨てた 行為が個人的に、とてもとても 残酷に思えた・・・ 怜南を見つけて怜南の母親になる 決意をした奈緒! 最初は、まだ“先生と生徒”の関係 だったのが、回を追うごとに 奈緒演じる、松雪さんの表情が母親に なっていって、二人の距離が 血縁関係は無いけど、誰も 引き裂く事は出来ない程の深い 絆の親子になっていた工程が本当に 良かった~☆ 奈緒も事情がある生い立ちで 父親の暴力に苦しむ実の母親を 守る為に幼い頃、放火をして、 実母と逃げて・・・ 奈緒には、放火をした記憶は 無かったけど、奈緒の罪を全て背負い 旦那を殺めた罪で実母である葉菜は 一人罪を償うべく刑務所へ・・・ 児童養護施設で奈緒を インスピレーションで引き取り 自分の子供として育てた鈴原の母親 もしかしたら、いつか奈緒の母親が 来るのではないか!と不安を 背負いながら生きてた・・・ @手放さなければならかった実母の苦悩 @真実を知った時、奈緒が実母の元へ 戻ってしまうのではないか!と 不安を抱きながら奈緒を育てた 育ての母親の心労 奈緒がいた施設の桃子先生 すっかりボケてしまってたけど 時折、急に現実を思い出す認知の 症状で、奈緒と継美との別れの時は 本当に辛かった・・・ 昔、お世話になった人たちなど 元気な姿を知ってる分、 余計に辛いよね・・・ 奈緒は怜南に、~継美~という 新しい名前をつける! 町で偶然、すれ違った若い女性が 幼い頃に生き別れた、娘の奈緒だと 葉菜は、すぐに分かった! これも直観なんだろうね~。。。 継美に、“うっかりさん”という あだ名をつけられた葉菜 産みの母親だというのを隠し 奈緒と継美と、一歩下がった状態で 接する葉菜 何かね、葉菜さんの、この一歩下がった 状態での、母親として名乗る権利はない! この姿が本当に何とも・・・ あの放火の記憶が良い意味で 奈緒には無いから実母に捨てられたと 思い実母を恨んでいた奈緒 幼い頃から、自分は母親にはならない!と 決めていたのに・・・ 今までは傍観者だったのに もしかしたら、何処かで偽善で 継美を育てる事で、実母への 気持ちにケリをつける為だったかも しれないのに・・・ それが日に日に、奈緒は継美の 本当の母親になっていく! 当初、出逢った頃は、奈緒自身も継美を 何処かで苦手とし、母親には不向きな女性 だったのに、本当の気持ちが奈緒を 継美の母親にさせたんだよね~。。。 奈緒が継美に話しかける時 ちゃんと目線を合わせて、一つ一つの 会話に親子の温もりを感じた。。。。。 継美も実母といる時と違い 少しは遠慮してる所もあるけど (靴が小さすぎて足が痛いよ~!etc) 奈緒と居る時は、子供らしく 奈緒を親として接していた 育ての母親、鈴原家では、奈緒の下には 血の繋がらない妹が二人 奈緒と継美の事情を知らない時は 姉妹同士の火花が飛び散ってたけど 奈緒と継美を守ろうと!決めてから 大変な時期に、家族の団結が強くなり 気が強かった妹に心境の変化が・・・ 人は守りたい人がいれば強くなれるんだよね~! 二人の母親、産みの親 育ての親から守られている 奈緒と継美 このままでは奈緒が危ない!と察し ノートに思い出を沢山、書いて 継美から怜南に戻ろうとした継美 継美(怜南)の実母、仁美が むかえに来た時、継美が 怜南は死んだ!と実母にサヨナラした怜南 意地とかじゃなく継美にとっても 母親は奈緒になっていた事! 幼い頃の、愛菜ちゃん、 凄い演技力だね~。。。 (ノд・。) グスン 奈緒と継美が親子として堂々と 暮らせるように新しい戸籍を 不正な取引だけど今、自分が 母親として残された僅かな時間を 危ない橋を渡ってでも親子に させようとした葉菜 でも、そんなに物事はスムーズには 進まない・・・ あと一歩!という所で刑事たちに囲まれ ~継美っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!~ と泣き叫び、地面にしゃがみ込んで しまう奈緒 ベターな演出かもしれないけれど @継美の母親になる!と 決めた、その決意と、今までの努力が 雪崩のように崩れていく光景が・・・ (ノд・。) グスン この時に、ようやく奈緒と葉菜は お互い、親子の呼び名で呼びあった ような~。。。。。 あの頃と違って 葉菜の手が小さいと言う奈緒 ここだけでも二人が離れ離れに生きた事 実母が年老いた歳月を物語っている・・・ そして戻って来た奈緒の携帯には 沢山の着歴が・・・ 施設から、何度も何度も奈緒に 電話していた継美だった・・・ ~もう一回、誘拐して!~ そこまでしてでも奈緒を親として 縋る継美が何とも愛おしい。。。。。 葉菜の余命僅かな時間を自宅で 過ごしている時に、ひょっこりと 現れる何とも愛らしい継美 僅かな時間だったけど、実の娘と 血は繋がっていないけど孫の継美と 過ごせて、鈴原の母とも和解して 旅立った葉菜・・・ 継美も、奈緒も大変な人生だったけど 一番、波乱だったのは葉菜だったかもね・・・ 継美を施設に送る奈緒 いよいよお別れです・・・ 二人の、バイバイが 何て言えばいいのか、普通のバイバイと違い 今は離れるしかないけど いつか必ず会おうね!という この作品を手がけた、演出家の人 上手すぎます。。。。 (ノд・。) グスン 継美が二十歳になった時に 読んでほしい奈緒が綴った 手紙の内容の奈緒のナレーション共に お別れだけど・・・ そして二十歳の継美 (歯で、尾野真知子さんだと♪) 老いた奈緒、約束通り再会して お互いの手を重ねて ~もう離れないよ!~とでも言うような。。。 血縁関係だけが本当の親子ではない。 本当に親と思い、子供と思い 心が通じ絆が深ければ育ての母親も 十分に立派な母親ですね~!!!!!!! 奈緒が葉菜との和解に30年の歳月が 必要だったのと同じで、おそらく あれから、継美は産みの親の仁美に 逢いにいったのではないでしょうか。。。。 継美の性格上、あの時、育ての親を 選んだけど大人になった今なら あの時、仁美が、あんな生活しか 出来なかった女心を十分に理解し そして許し、継美も二人の母親と 共に過ごしたと勝手に解釈しています。 そして奈緒の妹も母親になり スクープを狙って大金をゲットしようと してた記者の藤吉も、奈緒と継美の事は 公にせず、奈緒たちの生き方を見て 自分が救えなかった子供を責めてた 自分から、ようやく解放されたのでは ないでしょうか。。。 菜緒の一生懸命な姿が、周囲の人たちを いつしか救ってましたね~。。。。。 追伸:クリームソーダは飲み物ですよ! 浦上 真人を演じた、綾野くん 少しの出番だったけど ロン毛時代の、怪しく危うい雰囲気が とっても~(。◕◞◟◕。) 高感度だけ狙わらず嫌な役柄を演じた時に ホント、最低・・・と 思わせる役者魂:綾野剛~! 後に二人は @カーネーション @最高の離婚 ↑ これらで全く違う役柄を演じるとは。。。 (* ̄-)o“ サイショハグゥ “o(- ̄*) 重~い、テーマの作品だったけど 年内に、もう一度、そして 10年後も、見たいな!と 思わせてくれた作品でした。。。 (。◕◞◟◕。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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