あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

今夜すきやきだよ （バンチコミックス） [ 谷口 菜津子 ]

『たびするふたり』を発売し、SNSの反応に一喜一憂するとも子（トリンドル玲奈）。
そんな中、担当編集者からweb４コマ漫画の連載を提案され引き受ける。あいことの生活をベースにした漫画なのだが、「いい人しか出てこない偽善者的な作品」という辛辣なコメントにへこむとも子。
そんなある日、あい子(蓮佛美沙子)からバースデイランチに誘われる。辛辣なコメントにへこまず、応援コメントに目を向けよう、と言って貰い元気をえる。
そうだ、自分はずっとアロマンティストという少数派だったけど、自分を信じて生きてきたのだから、人の意見に左右されず、これからも自分を信じて生きていこう、と決意を新たにする。

生きにくいのはアロマンティストに限らない。

自分らしく生きるというのは難しいことである。
衝突することが良いときもあるし、逃避することが良いときもある。でも、大事なのは芯を曲げずに生きることだ。見てくれている人は必ずいる。

逆に回りにあわせてばかりいると、いつの間にか独りぼっちになることが多いのではないか。自分を自分として評価して貰えない時、人は孤独になってしまうように思う。