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あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2026.08.11
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カテゴリ:映画鑑賞


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白血病の姉・ケイトを救うために、適合するHLAを持つ受精卵を確認し、ドナーとして産まれた11歳の妹アナ。
ある日突然、「自分の体のことは自分で決める」と臓器提供を強いる両親を相手に訴訟を起こすが、その裏にはある思いが隠されていた……。ジョディ・ピコーのベストセラーを、「きみに読む物語」のニック・カサベテス監督が映画化。主演は自身初の母親役となったキャメロン・ディアス、アナ役に「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。


実際に私も10数年前に血液内科医だった頃、20代の白血病のきょうだいのために末梢血幹細胞移植のドナーとなるかどうか、まだ10代だった子と話をしたことはある。
幸か不幸かは分からなかったが、HLAは半分適合せず、当時はドナーとはならなかった。
「私は検査自体を断ってもいいんですよね」と問われ、「もちろん、あなたの権利ですから」と即答した私を信用してくれたのだろう。
HLAが適合していたらどうなっていたのかと、この映画を観て泣けてきた。

結局、その白血病の患者は骨髄バンクドナーから提供を受けたが、一年もしないうちに再発し、再移植を待っている間に旅立った。
患者も家族もその状態を受け入れていたので、私はただ輸血をし、感染症をコントロールし、ただ無理な延命治療はしないことと苦痛緩和をすることを本人に約束した。
まだ、在院日数云々を言われる時代ではなかったことが、今思えば救いだった。








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Last updated  2026.08.11 11:43:17
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