
【中古】 今日、このごろ。 / 蒼井優 / 宝島社 [単行本]【宅配便出荷】
充が帰ってきた。
そして園田との話し合いの場が設けられた。
園田が、妻とは不倫関係だったんですよね、と迫る。
週1回コインランドリーで会っておしゃべりをして、事故の前日に長野に行くという話になって、一人では不安だからついてきてって頼んだのに、サービスエリアで逃げ出してしまって、一人で助かってごめんなさい、でもそういう関係ではなかった、と説明する充。
不倫関係でないことを証明できるのか、と迫る園田夫。
あることは証明できてもないことを証明するのは難しい。逆に、夫が失踪した女性の家に上がって、その夫の私物の捨てようとするのを手伝って、昨日の夜もその女性と外で会っていて、二人こそ関係はないのか?関係はないことを証明できるのか?と園田に迫る充。
いわゆる悪魔の証明ですな。
ないことを証明するのは難しい。
信じるしかないわけで。
充とあずさは家族とは疎遠で育ち、咲子と園田はどちらかというと過干渉のなかで育ち、充は咲子の、あずさは園田の存在がつらくなり、コインランドリーで安らぎを得ていた。
充はあずさに長野への同行を依頼したものの、土壇場であずさすらもウザくなって逃げ出した。
ということなら、充は人間としてはかなりヤバいですな。
前回の感想で
『好きだから、いくら酷いことをされても嫌いになれない』
というところでしょうか。
嫌いなところ、汚いところから目を背けていては、その人の本当の姿は見えては来ないでしょう。
と書いたが、充という人間を知って、咲子がどう変わっていくのか、原作者、脚本家の腕の見せどころでもあります。
最近、最後になって人物設定の甘さでコケるドラマが多いので、そういうことがないことを期待しております。