楽　　天　０１０　０００　０００＝１

日本ハム　０００　２２０　０００＝４

（楽）●片山（２－５）、小山＝中谷、嶋

（日）○藤井（３－７）、Ｈ建山、ＳＭＩＣＨＥＡＬ（２３）＝高橋

本塁打：なし

　２回表、中谷の内野安打と敵失で先行。しかし、先発・片山博視が４回裏に２死から３連打で逆転を許すと、５回裏にも２失点。打線は日本ハム投手陣が攻略ならなかった。

　先発の片山が、初回、２三振を奪い３人で片付けると、２回表に打線が援護。日本ハム先発・藤井から、先頭のフェルナンデスが死球で出塁すると、続く山崎武司も四球で無死一、二塁。２死後、中谷仁がニ安、その送球を二塁・田中が一塁へ悪送球する間に、フェルナンデスが生還し、１点を先行した。

　打線の援護を受けた先発の片山は、３回裏までに６奪三振を奪う力投で、無失点に抑える。しかし４回裏、１死から稲葉にこの試合初ヒットとなる右安を許すと、２死後、小谷野の中越え適時二塁打で同点。さらに、送球間に小谷野が三進した２死三塁から、高橋の右前の適時打で２点目を失い、逆転を許した。

　さらに、５回裏には、先頭の糸井中安、犠打で１死二塁。２死後、稲葉を敬遠気味の四球で歩かせた１死一、二塁から、スレッジの左前にポトリと落ちた当りが、２点適時二塁打となり、１対４とリードを広げられた。

　それでも片山は、６回裏、７回裏を三者凡退に抑え、打線の援護を待ったが、打線は沈黙。８回表、フェルナンデスが２番手・建山から、左翼線へ二塁打を放つも、これがこの日のチーム３本目のヒット。９回表にはＭＩＣＨＥＡＬを攻め、代打・草野大輔四球と鉄平中安で無死一、二塁とチャンスを作るも、後続が封じ込まれて逃げ切られた。

　試合後「足が重いなあ」と口を開いた野村克也監督。「負けると元気なく見えるのが常だが、ボールに食らいつくとか、気を入れて、何とかしようというのが見えて来ない」と指摘していた。