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カテゴリ:きょうの健康
腰痛が起こる原因に、脊柱管狭さく症がある。 きょうの健康(11月1日放送)では、 腰痛をしっかり治す!脊柱管狭さく症 を特集。 脊柱管狭さく症の原因、症状、治療法とは? ★脊柱管狭さく症とは 脊柱管狭さく症は背骨の中の空洞(脊柱の脊柱管)が狭くなった状態で、 その中にある、血流や神経が圧迫されるために、腰痛やしびれなどを起こす。 脊柱管が狭くなる主な原因は、加齢によって脊柱が変形するため。先天的に脊柱管が狭い場合もある。 脊柱管の中を走っている神経は馬尾で、馬尾から枝分かれしている神経根が圧迫されるために、神経周辺の血流が悪くなり、神経が侵害されてしまう。 ★脊柱管狭さく症の症状 脊柱管狭さく症の症状は、麻痺やしびれ、排尿障害などの神経症状。 主な特徴は、間欠は行。 歩き続けていることで、お尻や太もも、ふくらはぎがしびれてきて歩けなくなるが、 しゃがんだり前かがみになると症状が消えてまた歩けるようになる。 腰椎椎間板ヘルニアはおじぎなど前かがみになると症状が強くなり体を反らせると楽になるが、 脊柱間狭さく症は逆に体を反らせると症状が強くなり、おじぎをすると楽になる。 ★脊柱管狭さく症の診断 整形外科を受診すると、神経の反射や、筋力を調べ、歩いたときに現れる症状を確認。 レントゲン撮影やMRI(磁気共鳴画像)などの画像検査によって、脊柱のどの部分が圧迫されているかを調べる。 ★脊柱管狭さく症の保存療法 脊柱管狭さく症の治療はまず保存療法を行うのが原則。 保存療法としては、薬物療法やコルセットの装着、温熱療法などがある。 一般的には、日常生活に支障が無い程度を目標に保存療法を3か月ほど続ける。 脊柱管の神経である馬尾がかなり傷害されている場合や、しびれや麻痺、排尿障害などの症状が進行している場合は、保存療法ではなかなか症状を改善できないので、手術が検討される。 ★脊柱管狭さく症の手術 脊柱管狭さく症の手術でよく行われているのは、椎弓骨切り術。 脊柱間が狭くなっている部分の椎弓を切除。 その他、顕微鏡や内視鏡を使う手術もある。 多くの場合、手術によって症状が改善し生活の質も向上するようだが、 馬尾の神経の障害がある場合はしびれなどが残ることもある。 神経は一度傷つくと修復するのは困難なため、なるべく早い段階で保存療法を開始することが大切。 歩きにくくなった、しびれるなど、痛みを感じない前に整形外科を受診したほうがいい。
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Last updated
2012/11/03 10:31:35 AM
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