腰痛が病院に行っても、整体やマッサージでもなかなか治らない
もしかしたら、腰以外の場所が腰痛の原因かも・・・
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学(2014年10月7日)
長引く治らない症状 本当の原因をもう1度探ります!名医のセカンドオピニオンSP
★女性 64歳 は、腰から両方の太ももにしびれと痛みで整形外科を受診
腰部のレントゲン撮影で腰部脊柱管狭窄症と診断
★腰部脊柱管狭窄症とは
加齢にともない腰椎の椎間板や軟骨が変形して神経が通っている脊柱管を圧迫
脊柱管が狭くなることで、神経を圧迫して痛みやしびれなどの症状が出る病気
主な特徴として、歩き続けると腰や足が痛くなったりしびれたりするが
少し休むと症状が治まり、また歩けるようになる間欠性跛行がみられる
しかし、鎮痛剤とビタミン剤が処方、医療用コルセットされたが改善せす、
頻尿やつまずくことが増え、足の感覚も鈍くなってしまった。
そこで、別の整形外科を受診、胸椎黄色靭帯骨化症を診断された
★胸椎黄色靭帯骨化症とは
楽天の星野監督の病気で有名になった、厚生労働省指定の原因不明の難病
腰椎ではなく、胸椎の背中側の黄色靭帯が骨みたいに硬く大きくなる、
骨化した靭帯がおおきくなると脊髄を圧迫する病気
症状は、神経の伝達障害が起きるので足腰の痛みやしびれがでて
腰痛や間欠性跛行があるので、腰部脊柱管狭窄症と間違えられやすい
腰より上の脊髄に異常がある場合、太ももの上部にも痛みやしびれがあったり、
ひざ下をハンマーで叩き足が大きく跳ね上がる反射が強いことで区別
頻尿などの排泄機能の異常がでることもあり、
ひどくなると、下半身不随を引き起こす場合もある
★胸椎黄色靭帯骨化症の治療
手術で骨化した靭帯を除去することで、痛みやしびれが改善する
★腰痛の原因の見分け方
年をとるとレントゲンやMRIなどの画像に何らかの異常があることは珍しくない。
画像に異常があっても痛みやしびれがないこともあるし、逆に、
画像に異常がなくても痛みやしびれがあることもよくあること。
1.姿勢で変わる腰痛の場合は腰に原因がある
2.姿勢を変えても腰痛が変わらない場合は腰以外、胸椎や腰に近い内臓が原因
<胸椎が原因の病気>
胸椎黄色靭帯骨化症、脊髄腫瘍の可能性
<腰に近い内蔵が原因の病気>
腰痛以外にあらわれる症状は
膵臓の病気:腹痛や吐き気などがある
腎臓の病気:むくみ、発熱、血尿などがある
肝臓の病気:黄疸、疲れやすい
子宮の病気:不正出血、下腹部の痛み
受診する時は、腰痛以外の症状も細かく伝えることで診断がつきやすくなります。