♪どりむすめ毒舌日記♪

2008/11/12(水)01:20

元生徒は今・・・

生徒(85)

今日、教室に置いてあった、バイオリンコンサートのチラシにフと目を通す。 よぉ~く見てみると・・・  これって、昔教えよったピアノの生徒ちゃうん!?!?!?!?!?  そう、私が新人講師の時(十数年前)に、半年ぐらい教えよった生徒(当時小学校中学年ぐらい)が、 ソロでバイオリンのリサイタルを開くというのだそういや、バイオリンも習いよる言よったよなぁ~。 ほんで、クリスマス会で、生徒みんなでアンサンブルする時に、 彼にはバイオリンをやってもらったような~。 コテコテの定番クリスマスソングをな(笑)彼は、私が新人講師の時に引き継いだ生徒で、 お父さんがめっちゃ怖かった記憶があります。 教室のすぐ横が彼の家なので、よく怒鳴り声が聞こえてきたモノですわ(^_^;) そして、カワイの生徒なのに、メトードローズをやってましたわ。 てか、ドリマっ子の私からしたら、メトードローズって何な?でしたわ。 無駄にデッカイ本な(笑) しかも、30分しかレッスン出来んのに、何冊もやんりょったわ。もちろん、恐ろしい父親の元で育っとるので、クソが付く程真面目でしたわ。 すぐに弾けよったしな。 でも、発表会には出てくれず、とにかく教材を進めるようにと、父親から言われよったようです。アレは忘れはせん・・。 講師暦十数年で、唯一の苦情。 それは・・・  「先生が優しすぎるから、もっと怖い先生に変えて下さい!」  父親からの苦情でした。 これ、私の生徒が見たらビックリするコメントじゃわな。 "優しすぎる"て!(笑) 今では、体育会系の音楽講師のになぁ(笑)そうなんです、 新人講師の時は、私は何があっても叱らん先生だったのだ。 それに、私はテクニック的な事は1つも言わず、表現ばかりを教えよったので(それは今でも変わらんかw) あの父親からしたら、物足りんかったんだろな。あの苦情からですわ、私がこうなったんは(笑) ま、言い方変えると、あの苦情があったから、今の私がいる(笑)でも、あの当時は新人だったけん、かなり凹んだよなぁ~。 あの時、ちょうどベートーベンの月光1楽章をしよったんよ。 で、今よりクソクソ熱かったワタクシは、 講師交代の時に、彼に手紙を渡したのだ。確か~、書いた内容は・・・「至らない先生でゴメンね。でも、もし先生の事を許してくれるなら、途中になってしまった月光を最後まで仕上げて下さいね」何や意味不明やけど、こんな事を書いたんよ、あのアホの田村ひとみは(^_^;) そしたら、半年後の発表会のプログラムを見たら、 彼の名前があるではないか! しかも、弾いた曲は月光。 ずっと月光を弾き続けてくれとったのだ。 彼に私の想いが伝わったんかなぁ・・と嬉しくなったなぁ。。。とまぁ、こんなエピソードがあったワケなんやけど、 何や、プロフィール見よったら、某有名音楽大学を主席で卒業し、色んなコンクールに出場して、なかなか良い成績を残しとるのだ。 海外にも行っとったみたいやし。 写真を見ると、少しだけ昔の面影が残ってました。 でも、こんなに立派になっとるとは・・・・・。彼は、今は県外の音楽教室で講師をしよるようです。 そして、今回が初のソロコンサートだそうですわ。 残念ながら、その日は仕事があるので、見に行けんのやけど、 初リサイタルを故郷で開けるなんて、ステキな事やなぁと思いました。ま、きっと彼は私の事なんて覚えてないだろうけど、 こんなにも音楽に深く携わっとる人と、少しだけでも関わっとったかと思うと、複雑ながらも嬉しくなりました。ホンマ、影ながら応援してます。私も頑張らなアカンなぁ~・・・・・。

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