2008年第59回札幌雪まつり

　第59回さっぽろ雪まつりは２月11日・22:00をもって閉幕しました。
今年の開催期間中は天候に恵まれて215万9,000人もの人出があったそうです、
第60回さっぽろ雪まつりは、平成21年2月5日（木）から11日（水・祝日）です。

　制作中の積雪は５０センチ位降りましたが温暖化の影響か？今年の雪の量はいつもの半分位でしたよ。
祭り期間中は好天に恵まれましたが、閉幕翌日から連日の大雪で８０センチも積もりました。
その後も追加で２月末までに+40cm、雪少ないなんて、結局最終的にうまく帳尻は合うようになっているようです。

ライブカメラ画像（２月１１日まで）１２日午前中には雪の山となりました。

１／６陸上自衛隊編成完結式
７日から雪の搬入開始、５tトラック6500台分が22日までに運び込まれるそうです。
１／１４　４丁目の大雪像でボランティアの方がすでに活動開始だって、ずいぶんはやいね～

さっぽろ雪まつり２月５日開幕、雪像２８７基

私が参加した
西５丁目
道新雪の広場
2008年のテーマは『がんばれ！コンサドーレ札幌』の雪像です。
1/19 いよいよ私も本日から制作活動開始です。
#1.jpg

1/22の様子　完成度5％ほどでしょうか？
この後せっかく作った右側に見えているボールに大変な事態が判明したのです。
#2.jpg

屋根担当曰く『このまま屋根のラインを削っていくとボールが転がり落ちる』との事、
急遽そこで様々な方法論があげられました、今の位置を下げる、上に新たに作り直す、上に転がす…壊れるかも…
計算の結果、上に転がすのなら最低１mは移動しなければ…
簡単に転がすとは言ってはみたが、直径１m６０cmの雪ボールは簡単には動きません！
あなたならどうします？結果、無事１m上側に転がしました！

隙間をうめてなんとかセーフ
#4.jpg

1/30 もう一息と言ったところでしょか、それらしい形になってきました。

『ボール落ちてこないでしょうね』と心配する声も…
たしかに最初の位置（１m前側）でしたら本当に転がって落ちていたでしょうね。
#5.jpg

1/31左側のレリーフが完了して足場が外され、やっとすっきりしてきました。
レリーフは高さが３m６０cmもあるんですよ２人で削りましたが、さすがにベテランさんは早いです
レリーフ初心者の私は主に右側を担当、（左右対称型なのでお互いの息が合わないとバランスがとれません）

始めてから１４日経過残すは後２日間となりました。完成度90％
吹雪で作業ができない日があったので３日間延長での作業となっています。
奥側の手を削ったのですが、かなりの急傾斜で危険な作業でした。

目玉のラインを下からの指示で決めているところ、雪像を生かすも殺すもこの一撃で決まりますが
しかしラインが決まっても彫り込み具合も大きく影響します。

あっという間の１６日間でした、明日文字入れの作業が終了するとこの雪像ともお別れです。
雪まつり開幕前から各国のお客様に喜んでいただいているようです。

靴もデッカイしょ～ジャイアント馬場もびっくりの１００文キック！！
『１文（いちもん）＝江戸時代初期の１文銭・寛永通宝の直径(約２.４cm)を１文として足袋のサイズを表した単位とのこと』

この雪像はさっぽろドームの円形を元に造られているため正面のみならず左右からの眺めと躍動感を重視して造られています、
正面のみならず左右で見た目が違いますので、
ぐるっと１８０度回って見ると楽しめます！（一目で全体を見る事ができないのです）

通常雪像は正面からのみの眺めを重視して製作されているものがほとんどなのですが、
一粒で２度も３度も楽しむ要素をもっていて雪像としては今までに無い見応えがあります！
あなたはどこからの眺めがお気に入りでしょうか？
コンサドーレ札幌.jpg