誤ったコスト‐ダウンを考える

コスト【cost】費用。特に、商品の生産に必要な費用。生産費。原価。
コスト‐ダウン《(和)cost+down》=生産原価を切り下げること。

生産原価を切り下げるとは単に省いたり、質を落として安くあげる事と思ってはいないだろうか?

今の世の中、この考え方で事を進めている傾向が往々にありますね!

省いたり、質を落として安くする事は何方でも誰でも考えつく事ですが

『生産原価を切り下げた結果、品質や性能が共にダウンしたら真のコスト‐ダウンとは言えないのです!』


『本来のコスト‐ダウンとは
製品の機能や性能を損なう事無く価格を下げようとする行為でしょう!』
(コスト‐ダウンとは大手のメーカーだけが成せる技と考えますし使う事のできない言葉ではないかと思います)
ただし、ヒット商品と成りうる条件も必要と言う事もある、造ってもたくさん売れない事には始まらないのです。

使用ボルト数を半減した結果、フライト時間も半減になった飛行機なんていただけないですよね。
(これってただメーカーの儲けだけの思考)

単なる手抜きの安あげ商品でしょう。
安かろう悪かろうの精神でつくられているんです。

大量生産を行なう事によって部品の単価を下げるとか
技術革新により複数の部品が一個になった、または必要なくなった等々が考えられるでしょう
(複数の部品が一個になった事により繋いでいたボルトやネジ、ナットやワッシャーが全く必要なくなった等)
(複数のIC回路が一個になった等)=ゲーム機が手の平に乗って電池で動くようになってしまった。
無駄があったらそこを改善する

無駄も無いのに削る事はコスト‐ダウンでは無く、単なる荒稼ぎ!

コスト‐ダウンと思い込み喜んでいるアホなやつが多いよ
知りつつ儲け優先でやっているもっと悪ドイやつも多いのが実態ダ、

製品の質、寿命(対応年数)等を維持しつつ安くする事が必要です。

日本の電子機器の技術、特に凝縮技術は群を抜いているでしょう
最近では携帯電話やデジカメ、ipod類等が身近な商品でしょう
旧製品より機能や性能がアップしているのに価格は安い
コスト‐ダウンの技術がいかされているのでしょう。

特に電器の世界はいいかげんな事が通用しません!一カ所でも悪ければ全てお釈迦さんです。

メカで言うとよく金属疲労が原因とか言うけれど
金属疲労って昔っから承知の事実で今時そんな事が原因になるような設計をしている事が異状
異状に遭遇してもフェイルセーフ(fail safe)の考え方をしておけば大事には至らない。

『ウィキペディア(Wikipedia)』で下記を検索してみてください。同じような事が書いてある。
フェイルセーフ
信頼性設計
http://ja.wikipedia.org/wiki/フェイルセーフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/信頼性設計

フールプルーフ設計って言う物もあるんですね知らなかった!
言葉は知らないけれど、極めて当たり前の事で
早い話が赤ちゃんや子供達、が安全に育ってゆける安全環境づくり、お年寄りや障害者の方も…
大人の目線や考え方で物や環境を作らないようにって言う事だ。と言う事だ、

問題のこんにゃくゼリーとか…


コストパフォーマンスと言う言葉もあります
費用対性能比率、一般に、支出した費用とそれによって得られたものとの割合。とあります
車で良く言う『燃費』km/l等もそうでしょう、当然車体価格が低いほど良い事になります。

コストカットと言う怪しげな手法もあるようだが
これをコスト‐ダウンと勘違いして事を進めているケースもあるようだ。
意図的行えば犯罪となる(高級品を装う安物)


© Rakuten Group, Inc.