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なんでだかよくわからないのですが、ははおやと映画を見に行きました。
なーにがおもしろいんだろね~とか思いつつ、まぁ一番話題っぽい例のヤツを見てみることに。 えーっと、ちょっとですが、では、感想を。 多少ネタバレかなぁ。。。でもそんなにネタがバレて困るような映画ではないと思いますが・・・。 まず、一番ぶぶーだったこと。 小雪さんは、ちょっとミスキャストではないかな~。 この映画はほんっとにおとこくさーい話で、(でも逆にそういうのが私はけっこうスキなのですが)サムライのみなさんを始めほぼ全員おとこ。おんなはほとんど見かけません。 そんな中紅一点の小雪さんなのに・・・。うぅ~ん。 もっとなんかこう、ハナがないかなぁ。。 まず、第一に着物があまり似合わないひとだ。これが痛かった。すごくすらーっとしてスタイルがよくて、でも華奢ではかなげな感じがして、それはいい。つねに眉尻がさがって「こまったむー」って顔をしてるのもイイカンジだったでもねー、私はもっと、小さくてかわいくて、あぁ~~っ未亡人!母親!でももと人妻っ!て感じの色気がある人のほうがよかったな。もっとおばさんでもいいと思ったくらい。なにもハリウッドを意識して(?)モデル体型で日本人顔のおねーさんを無理に選ばなくてもよかった気がした。 二児の母で、夫を殺されたばかりで、しかもその殺した相手が家に住み着いてる、なんて設定なのに、そんな雰囲気があんまり出てなかった。演技が彼女だけ浮いてしまってて、おしかった。もとから庶民っぽい雰囲気のひとではないでしょ?? 最後のキスシーンはいらな~い!!余分だと思います。小雪とトムトムが見つめ合ってるの・・・か??程度でやめておくほうがかえってぐっときたかも。そのへんがアメリカ的だよね。だって男達はサムライとしての生き様を貫くために必死で生きて、立派に死ぬ道を選んでいくのに、自分の夫を殺した相手を好きになって、キスしちゃうなんて・・・。なんで女だけそんなに意志が弱いの??女の子キャラにももっと自分を貫いてほしかった。 次に笑っちゃったのは、天皇=七之助ってこと(爆笑) うわ~~どーしたんだよーって思って、なんかおかしかった。目立ってヘタだとは思わなかったけど、なんか微妙・・・誰でもよかったのかも、あの役は!? ワタナベケンは確かに存在感はあるんだけど(背が高いから??)、基本的にセリフが日本語英語ごちゃまぜだから、演技がうまいのかどーかっていうのは問題外な気がしました。わからん。なんかただ背が高くてハゲてて目がぎょろってしてた。 日本のドラマ等ではあれほど有名人になってしまっている真田さんが、以外といい味をだしているように思えました。キャラがたっててよかった。まわりのサムライのみなさんもみんなほとんどいいかんじでした。ムスコさんのひともかっこかわいかった。子役が自然でよかった。へんに作られている感じがなくて、すっごく美形!とかそういうこともないか逆にいきいきして見えた。とくに飛源くんはとてもよいキャラクターでした。 全体的にはまぁ、面白いです。見ていて飽きるところもなかったし、ヘタなハリウッドのアクションもの??よりもずっと斬新でよかった。特に殺陣のシーン全般はカメラアングルとかもおもしろかったし、スピーディーで見応えがあった。 個人的にふふふと思ったのは、キャストの身長。 ふだん日本人って西洋の人と並ぶと、やっぱり断然ちっちゃくて、どんなに日本では人気のひとでもアタマひとつぐらいちぢんでてちんちくりんな感じなのに、この映画のキャストは背が高い。 やっぱり主演のトムを圧倒するガタイのよさのワタナベケンは、見ていて気持ちよかった。演技とか細かいことはよくわからないけど、日本人でもこれだけ背が高くてがっしりしてて顔が濃いひとがいるんだぞーってのが、なんかうれしかった(笑)これからどんどんこういうニホンジンが出ていくんだぞっ!て思って、ちょっとふふんな気持ちになりました。 でもやっぱり話の流れにっちょっと疑問なとこもあって、全体的に雰囲気だけでもってってるとうか、もう少し客観的に見られる部分や、説明的な筋の通ったストーリーのほうがなっとくできてさらに楽しめたかも。 なぜ勝元はあんなに英語ぺらぺーらなのだ!? なぜ最後にオルグレンはあんな状況で殺されずに済んだのか? ・・・あれ、なにも説明ないのかよ??て展開が目立ったなぁ(笑) あとね、個人的な意見としてはね、あれだけ明治維新の街の風景とか、サムライの村とかのシーンがいっぱい出てくるのに、文化的なものが少ないなぁっとちょっと悲しくなった。かろうじて神楽のお祭りシーンが出てくるけど、文明開化してる明治の街ってもっともっと活気があって、いろんな文化にあふれてたんじゃないのかな??絶えていくサムライって立場から見たおはなしだからか、そういったものにほとんど着眼されてなかったのがちょっと残念。 というより、いきなり一人で着物と袴を身につけてしまうオルグレンさん、すごすぎ(笑) みんな裄とか長そうだなぁ・・・。一反じゃ足りなさそうだなぁっとかくだらんことを考えてしまった。 全世界のこの映画を観る諸外国の方々に、日本人はみんながみんなあんなにスタイルいいわけじゃないんですよ。と言い回りたい。 あぁっでも、袴姿の痩せてるオトコの袖口からのぞく腕とか手首とか節ばった指とか・・・たまりませんなぁ(フェチ) うん。あんなかっこのトムクルーズを見られただけでも、大らっきである。。。 現代の日本人にことごとく欠けてるこころを、みせつけられるような映画でした。たまーに違和感のあるシーンもあるけど。 まぁとにかく、みなさんウマから落馬しまくりまくりすてぃでした。ガトリングガンはなぜかわたしにるろうにを思い起こさせました。ってゆーかふつうに着物きたトムに斬られたいです☆ あ、へんたいっぽいレポートになっちゃった。。。 いやぁみんなえーごうまいなぁ。非現実的に。発音とかのモンダイじゃなく、文法とかね。当時のみなさん(サムライさんとかてんのーとか)はふつうあんなにしゃべれないでしょー!? ん~~おもしろかったんだけど、かんどーもするけど、泣くほどじゃない。じーっと、ただ見る映画でした。 シリアスなんだけど、やっぱりわたなべけんが大まじめに「It’s Bushido!(・・・それが武士道だ)」とか言ったり、あの七之助に向かって「陛下は現人神であらせられるぞ」って言ったり、トムがまっかな鎧身につけてふすま開けたりすると、ちょっと「ぷっ」てしちゃうのは堪えきれないとこがあって、まぁこのへんが限界かななんて思いました。 でもおもしろかったよ~ん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年02月02日 00時14分08秒
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