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SoreZoreの人生

デビューしました!

とうとう、その日がやってきた。

今まで何度、泣いただろう。
何度励まされただろう。

本番前の最後の練習日、初めて完璧に出来た!
後半はスピードになかなか着いてゆけず、いつも落ち込んでいた。
その日の練習は不思議と、手首がやわらかく動き
次第に速くなるスピードにもピタリと合わす事が出来た。

そして本番!

緊張の中、いつもだと出ない掛け声も
「やー!」
「そりゃー!」
大きな声が出る。

ここまで着たら、あとは失敗しても手は止めないで!
皆がホローするから、とにかく付いて行くように!
俺達はプロじゃない。
あくまで趣味で楽しんでいるんだから、失敗するなら
思いっきり失敗していい。
でも、やり遂げた、という充実感は味わって欲しいから
手は抜くな!

こう言われて、舞台に立った。

後半のスピード、
一部付いて行けずに、戸惑った。
でも手は動いていた。
途中、バチは太鼓をカスッテいた。
でも直ぐにリズムを取り戻し、最後の構えポーズは決まった!

終わった・・・・
我ながら上出来!?

よく頑張ってきた。
そう思った・・・・
楽しかった・・・・
あんなにプレッシャーに押しつぶされそうになっていた練習。
今は、もっと打ちたい!
もっと上手になりたい!

終わった後、そう思えた。

コーチの狙いはそこにあったようだった。
心から感謝した。

「俺が絶対に間に合うように教えるから!」
その言葉を信じて良かった・・・・!




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