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カテゴリ:宿毛
午前2時前、けたたましい救急車の警報音とともに、カーテン越しに赤い回転灯の気配が映し出されていた
わが家の前の道に止まり、再び動き出したように思われた 未だ覚めやらぬ朧の私には、隣の庭先に入っていたようにも思われた いずれにしても近所の人が容態を悪くし、病院に移送されたようである 翌日早々に、件の主と訝ったお隣さんと塀越しに救急車の話をすると、元気そのもの、隣ではなかった お隣さんも気にしていたようで、誰だろうということで、一旦話を終った それから1時間ほどして、訃報が知らされた 未明に救急車で搬送さらたのはすぐ近くの私より二つ年上のご近所さんだった まさかまさかの事態に驚き、動揺を禁じ得なかった 毎日のように軽トラに乗って、近くの作業場に行っている姿を見ていた 昨日もその姿を見たように思ったのであるが、まさかこんなことになるとは、現実を受け止められないでいた やはり突然のことであったようである 夜中、トイレに行った後気分が悪いということで用心のために救急車を呼んだけれど、翌日にはまた元気に帰ってくると家族は思っていたようである まさかと思ったのは私たちばかりでなく、家族の皆さんも同様だった 故人には、私がここに居を構え引っ越して来た時から大変お世話になった 年も近く、世話も良くしてくれる働き者で、いつも頼りにしていた 突然の訃報に驚き、言葉を失った ![]() 早速にお宅に駆けつけると居間に布団が引かれ静かに横たわっていた 今にも起き上がりそうな姿に自然に涙が流れた 昨夜はお通夜 悲しみに溢れた夜 そして今日は葬儀 ![]() 沢山の人に見送られて 野辺の送り ![]() 冥福を祈るばかりである お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.04.01 00:10:10
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