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カテゴリ:スポーツ
勝負の世界は厳しい
大相撲では、勝ち越しと負け越しで番付が変わる その番付けによって全く待遇が変わってくる 大相撲のヒエラルキーは、横綱を頂点に、幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序の口に序列されている 一番大きな差は、言うまでもなく十両と幕下である 十両になれば、一人前の関取として、相撲協会から月給110万円が支給される 更に、所属する部屋では、個室が与えられ、付き人も付き、身の回りの世話をしてくれる 一方、その下の幕下は、給与はなく、年間6回手当てが支給されるが、月額にすれば10万円に足りない 十両との差は何と100万円 収入ばかりでなく、待遇も大きく変わってくる 部屋では、大部屋で起居し、付き人やちゃんこ番もしなければならず、十両とは待遇が天地ほど違っている まさに番付一枚で天国と地獄の差である 5月夏場所の番付が先日発表された 幕下から十両への大きな壁を突破したのが、三月場所で5勝をあげて見事十両昇進を決めた三田である ![]() 二子山部屋にはすでに狼雅、生田目の2人の関取がいるので、3人目の関取である 生田目とは同級で、同じ栃木県出身で、中学校も同じということである 同級ながら地獄の地位にいた三田にとっては忸怩たる思いがあったことだろう それは三田だけでなく、幕下以下の力士のほとんどが感じている思いでも有る 三田は、昨年、近畿大学を卒業して、晴れて二子山部屋に入門して力士のスタートを切ったのであるが、入門前に大怪我をして、デビューは、9月場所からになった。 それでも、学生時代の実績により、序の口・序二段・三段目を飛び越し、幕下付け出しからの番付での出発である 流石に自力もあり、怪我からも復調して、順調に3場所で十両に昇進することができた 小柄ではあるけれど、相撲勘が有り、スピード相撲である。 もう少し体が大きくなれば、ひょっとすると大関あたりまで行くのかもしれない 実に、三田がスキップアップした序の口・序二段・三段目を勝ち上がっていくのは並大抵のことで無い 普通であれば、何年もかかるのである ![]() 二子山部屋の力士たちの多くが何年もこの地位で悪戦苦闘しているのである 実力の差と言えばそれまでであるが、番付を上げるのはそれはそれは大変なことであることは言うまでもない そんな姿をユーチューブ等で見ているものだから、最近は幕内の相撲よりも幕下以下の相撲の方が面白くも見えてしまう いずれにしても、幕下以下の二子山部屋の力士の5月夏場所の活躍を期待し、楽しみにしている 二子山部屋の相撲取りの中で、私の一押しは生田目である ![]() 3月場所、幕内を狙える位置にいたのであるが、左ひざを痛め、思うような相撲も取れず、4日目から休場を余儀なくされた。 そのまま休場すれば、十両から幕下に陥落してしまう絶体絶命の状況だったが、9日目からケガを押して出場して2勝を勝ち取り、結果3勝8敗4休で、首の皮一枚で十両に踏みとどまった まさに命がけの3月場所だった 生田目にとっては、5月夏場所も試練の場所である 何とか勝ち越して欲しいと思っている ![]() 私など傍観者は頑張れーというだけであるが、それでもテレビ桟敷で手に汗握り応援しているのである☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.05.02 09:01:20
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