【第6回~第10回】★第6回 平成13年12月26日日記分★みなさ~ん、お元気ですか~。 いばらきべんこうざ、始まりますよ~。 さぁて今日は、「美味しい」と「不味い」についての言葉 を勉強していきましょうかね。 「美味しい」は「うめえ」という言葉を使います。 省略して「うめ」という場合もありますし、逆に強調する 場合は「うんめ」または「うんめえ」と使います。 逆に「美味しくない」「不味い」という意味では「うまがね」 と使います。また「うまがあんめ」とも言いますが、この場合 は「それはちょっとまずいぞ」、「ちょっと調子が良くないな」 という意味でも使われます。 それでは例文です。 茨:今日の卵焼きうめぇ(うまがねぇ)な。 標:今日の卵焼きは美味しい(美味しくない)ですね。 茨:このテストの結果はうまがねぇな。 標:このテストの結果はまずいですね。 ★第7回 平成14年 1月 9日日記分★ 2週間ぶりとなりましたが、皆様いかがお過ごしでした でしょうか? それではまた今日から茨城弁講座(実践編)再開です。 年末年始は、忘年会や新年会など何かと飲む機会が多い と思います。 そこで第7回目の今回は、「誘われる」「招待される」 という意味の言葉を紹介します。 茨城弁では「呼ばれる」といいます。 標準語にもありますが、「○○に声をかけられる」的な 意味であり、ニュアンスが若干異なります。 (例えば名前を呼ばれる…など) では使用例です。 茨:「おらぁ、新年会に呼ばれちまってよ、今日は早く 帰んなきゃなんねぇんだ」 標:「私は新年会に誘われたので今日は早く帰らなきゃ いけないのです」 いかがだったでしょうか。 今日はこの辺で…。また来週~。 ★第8回 平成14年 1月16日日記分★ 先週「呼ばれる」という言葉を紹介したところ、ひなたの ぱせりさんから掲示板に書き込みがありました。 「これも呼ばれたら?」 と、言って義母は私にお膳の料理をすすめてくれます。 最初は、なんて言ってるのか、どう返していいのかすら、 分かりませんでした。 こんな使い方は、ちょっと違うのかな。 でも、そういう言われ方で慣れてしまった私です。 「呼ばれる」には「ご馳走になる」という意味もあります。 そういう意味では先週紹介した内容とはまた別な使い方 もある…ということで紹介させていただきました。 ありがとうございました。 先週の復習はここまでにして第8回目に入ります。 今回は「仕方無い」という意味の言葉を紹介したいと 思います。 茨城弁では「しゃーねぇ」とか「しゃぁあんめぇ」というの を使います。 口に出すとそれなりにニュアンスが伝わるんですが、文字で 表現しようとすると結構難しいですね。 では、使用例です。 茨:「テストで点数が悪いんだって。ま、しゃーねぇなぁ」 標:「テストで点数が悪いんだって。ま、仕方無いね」 ということで今回は終わりです。 では、また来週です。 ★第9回 平成14年 1月23日日記分★ 毎週水曜日にお届けしている「茨城弁講座 実践編」 数えて9回目となりました。 ある方から「いがっぺの意味を教えてください」という リクエストがあったので、今回はこの言葉を取り上げたい と思います。 「いがっぺ」というのは、その字の如く「いいでしょう」 という意味です。又は「えがっぺ」「いがっぺよ」「えがっぺよ」 ともいいます。 使用例を見てもらえるとそのニュアンスをわかってもら えるかな、と思います。 では、最後に使用例です。 茨:これでいがっぺ。 標:これでいいでしょう。 茨:そんくれーでよがっぺよ。 標:そんなもんでいいんじゃない。 今回はここまでです。 また来週をお楽しみに~。 ★第10回 平成14年 1月30日日記分★ 毎週水曜日にお送りしている茨城弁講座。 とうとう2ケタの10回目を迎えることができました。 茨城弁のニュアンスがわかってきたでしょうか。 やはり「自分の思ったことをストレートに表現している」 方言という特徴がはっきりと出ていると思います。 今回は10回目ということもあり、代表的な茨城弁の 言葉の一つを取り上げていきたいと思います。 標準語の「捨てる、放る、ブン投げる」に相当する言葉 で「かっぽる」というのがあります。 ニュアンスは伝わるかと思いますので今回はすぐに使用 例にいきます。 茨: おめ、ランドセルをかっぽってどこ遊びに行って んだ。 標: あなたはランドセルを放り投げてどこに遊びに行っ ているのか。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|