【第21回~第25回】★第21回 平成14年5月10日 日記分★さて、ゴールデンウィークも終わって勉強にピッタリ の季節になってきました。 復習も終わり、また「茨城弁」の勉強に入っていきた いと思います。 で、早速始めましょう…と言いたいのですが、まずは 掲示板からの御意見です。 >ちく → うそ 筑波山より西では,ちくらっぽ,です! 関東古河さんからの御意見です。 確かに使われています。 「あ、そうだった」っていう感じでした。 ありがとうございました。 さて、今回は「茨城弁の時間の発音方法」について 勉強していきたいと思います。 普通、時間というのは「○じかん」というふうに 発音しますが、茨城弁の場合は「○ちかん」という ふうになってしまいます。 概論のところで触れたと思いますが「言葉が濁音化 している」というのが茨城弁の特徴ですが、逆に本来 濁音のところが清音になってしまう…というのがあり ます。 なぜか時間については清音になってしまうようです。 では最後に使用例です。 茨:電車で2ちかんかかっぺ。 標:電車で2じかんかかります。 それではまた来週です~。 ★第22回 平成14年5月17日 日記分★ 茨城弁のお時間がやってまいりました。 それでは、今回も張り切っていきましょう。 前回は本来濁音になるものが清音になる、という ことで「時間」についての表現をしましたが、今回 はその続きを勉強していきたいと思います。 「限定」という意味の「~だけ」という言葉があります。 これについても茨城弁では「~たけ」という表現になっ てしまいます。 それでは、最後に使用例です。 茨:これたけやったんだから、ま、しゃーんめぇ。 標:これだけやったのだから、ま、仕方が無いでしょう。 ではまた来週のこの時間までごきげんよう…。 ★第23回 平成14年5月24日 日記分★ 毎回、様々な言葉を紹介している「茨城弁講座」。 今回は、「おい、そこ空けてくれ」っていう意味の 言葉を勉強していきたいと思います。 茨城弁では「いしゃる(いしゃれ)」という言葉を 使います。 「そこどいてくれ」っていう意味をこめて使います。 どちらかと言えば「相手に怒鳴る」調子で使って いることが多いですね。 「何やっているんだよ…」 っていう「怒り」を込めて…です。 では、最後に使用例です。 茨:おめ、そごは私の席だからいしゃれ。 標:あなた、そこは私の席なのでどいて下さい。 やはり、茨城弁になると「言葉がきつく」なって しまいますね。 それでは時間となりましたので、また来週まで ごきげんよう。 ★第24回 平成14年5月31日 日記分★ さて、今回もいよいよ始まりました「茨城弁講座」。 今回のテーマは…と言いますと、「ちょっと変わった 表現」をお送りしたいと思います。 というのも、実は今までずっと「標準語」だと思って いた言葉だからです。 ちょっとびっくりです。(というよりは少しだけショ ックでした) いよいよワールドカップが今日から始まりますが、 日本代表にとっての初戦「ベルギー戦」が6月4日 に行なわれます。 ということは「しあさって」ですよね。 「4日後」です。 これって「茨城弁」だったんですね…。 ということで最後に使用例です。 茨:いよいよベルギー戦しあさってだな。 標:いよいよベルギー戦が4日後になりましたね。 今回のお勉強はここまでにしましょう。 それではまた次回までごきげんよう~。 ★第25回 平成14年6月7日 日記分★ さて、いよいよ25回目を迎えた「茨城弁講座」。 ワールドカップ期間中でもこのコーナーだけは ありますよ~。 とは言ってもやはり「ワールドカップ」関連ネタ なんですけどね。 前置きはここまでにして、早速始めたいと思います。 ******************************** もうすぐ「梅雨」の季節になってくると同時に夕立ち などが来ると「雷」がでてくる季節でもあります。 「雷」を茨城弁では「らいさま」あるいは「れーさま」 という風に表現します。 ワールドカップで鹿嶋に行ったのですが、試合開催時 に「門前町イベント」というイベントが行なわれていま した。 その中で茨城の代表的民謡「磯節」の歌声が聞こえて きたのでじっくりと聞くことにしました。 その「磯節」の歌詞の中に「代表的なものは雷様」と いうフレーズがあります。 歌詞の中にも出てくる…ということでやはり「茨城 弁」のようですね。 それでは最後に使用例です。 茨:おう、今日のゆうかたから雨が降ってくっから、 雷様には気ぃつけろ。 標:ねえ、今日の夕方(ゆうがた)から雨が降って くるので雷には気を付けて下さい。 本日はここまでです。 また次回までごきげんよう…。 |