俺たちのガス抜きは勝ち点３

　というダンマクがアウェー横浜ＦＣゴール裏に掲げられていた。 　例年開幕戦に勝利しているので「初勝利」は簡単にあげられる ものと考えていたのが、今年はずっとホームで「勝ち星」から見 放されていた。 　気付けば下から３番目まで順位を下げ、今日の試合で負ければ 早くも「お尻に火」が付く状態に。 　そんな中１－０で辛くも勝利。 　内容はお世辞にも「いい」とは言えなかった。 　もし前半最初の決定的な「ピンチ」をカズ選手に決められてい れば、逆の展開もあったかもしれない。 　それ以外にも前半２０分くらいまでは横浜ＦＣに攻め込まれ、 危ないシーンが続いた。 　それでも今野選手と藤山選手のセンターバックを中心に、相手 の攻撃を凌いだ。 　さらに、中盤の「底」に入った浅利選手が前掛かりになってバ ランスを崩しがちなチームにあって「バランサー」として効いて いたのが印象に残った。 　そして後半、ワンチョペ選手の「折り返し」を今野選手がきっ ちりと決めてくれた。 「虎の子」の１点を最後まで守りきっての勝利。 　俺たちのガス抜きは勝ち点３。 　本当に私もそう思う。 　久々に試合後の「祝杯」。 　負けて飲むのと勝って飲むのではその「味」が天地の差となる。 　気持ちよく酔うことができたのは言う間でもなかった。 　結果が出れば内容は後から付いてくる。 　と信じて次節からの試合に繋がる勝利であって欲しい。