ヨッコハマァ~ タッソガッレ~♪
映画を一緒に見に行った友人のご主人が屋形船にご招待してくれた。 みなとみらい(地名)のワシントンホテルの裏の目立たない場所にドブ臭い海風がただよう船乗り場があって 釣りバカ日誌に出てくるような船頭さんと 雰囲気のある昔モテモテであっただろう日本美人風のおカミさんが割烹着姿で案内してくれた。 船の中は船盛やら 煮物やら漬け物やらと 呑み助には嬉しいご馳走が準備されていて、船が出ると天ぷらを揚げてくれているご様子。天ぷらを揚げている都合上 この時 船は薄暗くなった遊園地をバックに停泊中。お酒呑むぞー!という日は あまり炭水化物などを食べない呑み助モードの私なのに 最初に揚ったカボチャの天ぷらにハマッてカボチャ一筋になってしまった。(なので この日はお腹一杯になってお酒はあまり呑まなかったです。) アナゴが出てもエビが来ても カボチャの天ぷらを「おいひぃんですけど このかぼちゃ~」とばくばくばく・・ 後で聞いたら カボチャの天ぷらは一番最初に出すからカボチャ選びに気を使っているとの事。(やっぱりねー♪)気に入ったのがないとカボチャ探しだけで八百屋を3件まわるとおカミが言っておった。さすがー! 早々とお腹が一杯になった頃、屋形船を横浜港(山下公園のあたり)まで走らせてくれた。夜の海風は気持ちよかったけど、あたり続けるにはちょっと薄着をしていった事を後悔。(他の人たちはカラオケ中) いつからついたんだか いつから変わったんだか《みなとみらい》という地名も場所も私にはぜんぜん しっくりこない感じ。 実はこの辺、地元なんだけど変わりすぎて方角すら分からなくなってしまった。 みなとみらい と呼ばれない頃・・・ 本当にヨコハマ=港町 って感じだった。妖しい雰囲気の港のあかりといい、倉庫もクレーンも貨物列車の線路も聞こえてくる音も 外国人も 人々の生活もすべてに妖しい影があった町だったような。 そんな中、私がバケツを持ってカニを捕りに行った埠頭や桟橋の場所も、海辺にあった友人宅の場所も 視界の範囲にあるはずなのにどこだったのか方角さえ分からなくなって不思議な感じがしたよ。 ドブ臭い風だけは変わってなかったけどね。 最後に お膳の食べ物がたくさん余ったのでパックに おみやで詰めてくれてた。 「ダンナにおかず作って出なかったから調度良かったぁ~」と言ったら おカミが きょとんとしていた。 実はみんなは夫婦セットで来ていたのに私だけ一人だったので初対面の人に、話の流れで 私は離婚した×イチ女だという事で「いい人居たら誰か紹介してくださいよ~」などと言ってふれまわった。冗談のつもりだったんだけどちょっと たそがれたつもりで いい気分になった。(?) おカミさん 嘘ついてごめんなさい。 翌日食べたカボチャの天ぷらは冷めても美味しかったです。