テーマ:■今日のシアワセ■(578)
カテゴリ:日々のこと
音楽会に行くために 新幹線に乗り はるか 神奈川県まで行って来ました。
はじめて訪れる大都会の片隅に 突然ぽつんと 川崎能楽堂はありました。
いつも 時代や場所を越えて 心の奥深くに 何かを語りかけてくる 平野一郎氏の音楽。
聞いていると 音なのか 絵なのか 風景なのか わからなくなり
その深い深い海の底のような 暗い暗い森のような 見たことのない世界に 気が付けば 導かれている・・・ なんとも不思議な世界なのです。
今回は ”CROSSING"というテーマ。 (”チマタ”とも書いてあるのですが、文字が難しくて パソコンで出せません。ごめんなさい。 フルートとヴァイオリン、古典と新作によるソロとデュオ
ヴァイオリン:佐藤一紀 フルート:ニコリーヌ・ピエルー 企画・制作:平野一郎
すべてが対になっています。
フルートとヴァイオリン。 女性と男性。 西洋の演奏者と東洋の演奏者。 プログラムも 古典と新作。
平野一郎氏の新作も ”変身譚”と”変成譚”。
次回のコンサートが 京都で行われるのも 関西と関東が対になっているということ。
まだまだ 見えない仕掛けがたくさんあるようです。
今回の初演の作品は
聴いていると 能楽堂の舞台の 正面に描かれた松が 次第に 生きているように見えてきて 松をわたる海風が はっきりと聴こえてきました。
フルートの音を追いかけているうち いつのまにか ヴァイオリンの音に変わっていたり ヴァイオリンがフルートの音に変わっていたり くりかえし 呼び交わす男と女の声が こだまのように 波のように 聴こえていました。
まるで そこにいるのは 生きている私たちだけではなく 時代や空間を超えて 様々なものの魂や精霊たちまでが 耳をそばだてているような 気がしてなりませんでした。
私もいつか こんな深い世界を 物語で表現することができるかしら・・・。
いつも 言葉にするのが難しくて ブログではなかなか 書けずにいたのですが
今回の音楽会が あまりにも 美しくて 深くて もっともっとたくさんの人に 伝えたくなりました。
ぜひ 関西にお住まいの方は 作曲家・平野一郎氏の 次回のコンサートに 足を運んでみてください。
私の言葉では伝えきれない 思いを 感じてくださることと思います。
詳しくはこちらをご覧下さいね。
叔母の家に2泊して 友達とあったり、 東京のハグオーワーにも出かけてきましたので また後日ご報告しますね!
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Last updated
January 7, 2009 10:40:21 AM
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