人生いろいろ アラフィフの独り言

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硫黄島からの手紙

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今でも渡辺謙の演技が印象に残る作品ですが、クリントイーストウッドの懐の深さと公平な視点で撮った第二次世界大戦でもあり、戦争映画のなかでも逸品だと思います。

【ストーリー】
2006年、硫黄島。
地中から発見された数百通もの手紙。それは、61年前、この島で戦った男たちが、家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか――。
1945年、硫黄島。
防衛軍を率いるのは栗林忠道中将。アメリカに留学経験のある彼は、その体験からこの戦争が望みのないものであることを悟っていたが、同時にその経験を通し、太平洋を越えて襲ってくるアメリカの大軍をどう迎え撃つかについても戦略的なアイデアをひらめいた。

固い意志と、島独特の火山岩以外に防衛手段としてほとんど頼るものがなかったが、すぐに徹底的に叩き潰されると思われた戦いは、栗林中将の意表をつく戦術により、36日間にも及ぶに壮絶な戦いへと変わった。

61年ぶりに届く彼らからの手紙。そのひとりひとりの素顔から、硫黄島の心が明かされていく――。
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栗林忠道中将 [渡辺謙]

日本軍硫黄島守備隊の総指揮官を務める陸軍中将。アメリカ留学の経験を持ち、アメリカ人の友人もいれば、よい思い出もある。また、勝つための意思と、日本よりは進歩していた米軍に挑むための戦略的手腕も持っている。戦地から家族に宛てた手紙で、妻のためにお勝手のすきま風を心配したり、硫黄島で育てているヒヨコの成長を幼い娘に書き送ったりと、よき家庭人としての一面を覗かせる。



バロン西 [伊原剛志]

1932年ロサンゼルス・オリンピックの馬術競技金メダリストとして歴史に名を刻む人物。戦地でも愛馬をかわいがり、ラジオから聞こえてくるアメリカのジャズに耳を傾ける。


伊藤中尉[中村獅童]

従来のやり方を変えていく栗林中将に反発する厳格な軍人。栗林の奇策を拒み、退却して生き延びるくらいなら、誇りある軍人として潔く自決すべし、との信念を持つ。


清水[加瀬亮]

硫黄島に配属された新入り。元憲兵隊のエリート士官。理想主義に燃えるが、自分と同年代のアメリカ兵の死を目の当りにして、気持ちに変化が生じ始める




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