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![]() 日時:2009年3月28日(土) 18:00 開場 18:30 上映 場所:ラグリグラ劇場(澄川3条3丁目) 料金:無料 問合:011-813-8338(ラグ事務所) ![]() 「OYASUMI 1991」 1990年8月31日~9月8日 全8ステージ 作・演出 萬年俊明 百貨劇場にて上演されたデパートメントシアター・アレフ最後の公演です。 ![]() SCEAN 1 「失踪1990-夜の公園」 おおきなブランコが、客席と舞台の間をゆっくり揺れている。 乗っているのはいく子とみすず。ふたり、歌っている。 ![]() いく子 「あたし、行くよ。やっぱり行くよ。古代とんぼや恐ろしい怪物や忘れたりなくしたりし たもののために」 ![]() SCEAN 2 「夜の時間割の準備」 薄暗がりの中、公園の背景が様相を変えてゆく。 老人マシンがゆっくりと歩き出て来る。 背負っている赤いランドセルから教科書や なにやら取りだす。 ![]() SCEAN 3 「写真館」 写真屋 「もう少し、あの、肩の力を抜いて」 老人マシン「力を抜く」 写真屋 「そうです。力を抜く」 老人マシン「これ以上抜いたら、死んじまう」 ![]() SCEAN 4 「夢のリカちゃんハウス」 雷鳴。リカちゃんハウスの天井を突き破り、激しい轟音と共に、華麗な姿の座長 そしてその横で団旗を振る馬になったみすず。 ![]() SCEAN 6 「理科室」 激しい音楽。雷鳴。 実験台のある箱の上が割れる。そこに座っているのはぼろをまとったかのような不思議な 衣装の理科教師ともうひとりのリカ。 理科教師 「もう、もう科学しか信じない!理路整然と、確実に、進化の過程をたどっていく ように、この地球を滅ぼして行く、神々しい科学しか信じない」 ![]() SCEAN 8 「絵本の中の物語」 イサム、赤い箱(リカちゃんハウスのよう)をひとつ、うやうやしく持って出ると、いく子に渡す。 いく子 「まあ、これはなあに?」 座長 「ハウス、と申すものでございます」 いく子 「ハウス?」 イサム 「あるいは真っ赤な牢獄」 ![]() 激しく響き渡る汽笛の音。そして音楽。 理科室の壁、高いところにある不思議な形をした扉が、さっと開かれ、白いスーツに白い 山高帽のさっそうとした紳士(昔の女優)が、スーツケースを片手に風のように登場する。 リカ2 「パパッ!」 ![]() 理科教師、王の衣装を脱ぎ捨てる。昆虫採集に来た理科教師の姿になる。 巨大絵本のページがゆっくりとめくられていく。背景は、太古のメタセコイヤの森、シダや ソテツの林、ゆうゆうと飛ぶムカシトンボ。 ![]() SCEAN 9 「1991年の夜の公園」 「みんなおやすみ」 おやすみ もうすぐきみの 眠りの朝に、夜明けが訪れる 時間は踊るように過ぎてゆき 意味のない記憶が降り積もり はじまりとおわりに 区別をつける そんな現実の幕がおりる おやすみ もうすぐきみの 眠りの朝に 夜明けが訪れる あしたのきみのスケジュール表に おやすみ きょうきみの夢に訪れた友達に おやすみ いく子 「おやすみ。・・・おやすみ、1991年。たどり着いた未来。おやすみ。悪い夢など みないで。おやすみ。おやすみッ!」 ![]() 昨年の回顧展後、1年をかけてデパートメントシアター・アレフの公演記録を上映して きましたが、いよいよ今回で最終回となります。 どうぞ皆さま最後の上映会、観に来てくださいね。 一緒に飲みながら、楽しめたらと思います。 メンバー一同お待ちしております ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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