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カテゴリ:怒りの矛先!?
あなたは「忙しい」という言葉を安易に使っていないだろうか?
私が学生時代の頃、ある先輩から言われたことがある。 社会に出て一人前の社会人になったら「忙しい」という言い訳はするな。 「忙しい」というのは「私は無能です」といってるのと同じに受け取られる。 当時の私は、まだ社会に出ていなかったから、ピンと来なかった。 いや、意味もよくわかっていなかったと言ってもいい。 だが、社会人となってからは、おのずとそれがわかってきた。 先輩の言った通り「忙しい」という言い訳は「私は無能なので、忙しいのです」と公言しているようなものだったのだ。 それ以来、私は仕事で「忙しい」を言い訳にしなくなった。 どんなに多忙な状態でも、こと仕事に関しては「忙しい」という言い訳はしない。 せいぜい「手一杯」という言い訳を使う程度だ。 ここで「忙しい」と「手一杯」を同じ意味に考えてはいけない。 「忙しい」という言葉が「忙しいので、できません」という拒否のニュアンスを含むのに対して、「手一杯」とは「今は手がふさがってますが、その状態はずっとではありませんよ」といったニュアンスなのだ。 つまり「後回しでもよかったら、やりますよ」ということを遠まわしに言っている訳だ。 こういう日本社会独特の言葉の裏に隠れた意味は、学校では教えてくれない。 先達との付き合いや現場での失敗から学んでいくことなのだ。 仕事で「忙しい」という言い訳を使わないやつは、ワンランク上の社会人として見られるのは言うまでもない。 余談だが、私は稀にプライベートや仕事以外の局面で「忙しい」を使うことがある。 これは、別に「私は無能です」と思われても構わない場面やまるっきり余裕がない場合だ。 もちろん、自覚の上で使っているので、何も考えずに「忙しい」というのとは大きく異なる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/03/16 11:38:45 PM
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