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カテゴリ:怒りの矛先!?
先日から報道されている新宿駅の突き落とし事件だが、マスコミは一斉に加害者を責めたてる報道し、その論調を世論の声と勘違いした警察は過失致死を傷害致死に切り換えて送検するという。 こんな暴挙が許されてもいいのか? 確かに過失とは言え、結果的にひとりの人間を死に至らしめた行為は許されるものではない。 だが、加害者は酔っていたのだ。 ビール1本とチューハイ1本程度でそこまで酔わない? なるほどアルコールにある程度の耐性を持つ人はそうかもしれない。 しかし、加害者は普段ほとんどアルコールを飲まなかったという。 つまりアルコールに対する耐性は、ほとんどなかったらしいのだ。 下戸の人間がいきなりビール1本とチューハイ1本を飲んだら、どんなことになるか想像してみれば結果は自ずとわかるだろう。 正常な判断力を持っていなかった可能性が高いのだ。 つまり警察が過失致死を傷害致死に切り換えたのは些か勇み足であったかもしれない。 もし勇み足でないとしたら、冒頭に書いたように大衆迎合したと見なされても仕方ないと言えるだろう。 確かに無駄に日数をかけてなかなか送検しないよりは早く送検した方が心証はいいかもしれない。 とはいえ、人ひとりの人生がかかっているのだ。 例え加害者であっても故意でない以上、もっと慎重にことを運ぶべきであったと思う。 あまりに性急過ぎて危険な気がする。 【追記】 この報道でマスコミが真に訴えるべきは、鉄道会社の安全対策に対する怠慢であろう。 何年も先に完了するような悠長なことを言ってる鉄道会社を叱責し、利用者の安全に関わることなのだから計画を前倒しにしてでも最優先に実施しなければいけないと訴えるべきなのだ。 それを言えないようでは、報道機関としての資質が問われても仕方ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/08/25 11:44:12 PM
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