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2011/05/31
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カテゴリ:外国映画
 
昨晩は、地上波で「ドラゴン・キングダム」を放映した。
公開当時からノーチェックで、特に予備知識もないまま、何気に視聴。

現代はアメリカ。
ボストンに住む気弱な学生ジェイソンは、今日もチャイナタウンの片隅にある質屋でカンフー映画の海賊版DVDを選んでいた。
街のDVDショップに行ってもカンフー映画のDVDは置いてないし、そもそもソフト化されていない作品がほとんどだ。
仮にソフト化されていたとしても、学生という彼の身分では正規版のDVDで揃えることはできないだろう。
店の主人のホップとは、既に顔馴染だ。
次々とジェイソンが好きそうなカンフー映画を勧めてくれる。
そんなジェイソンがDVDを選んでいると、物置の奥で金色に輝く棒が目に飛び込んでくる。
手に取って見ていると「それは売りものじゃない」とホップに取り上げられてしまう。
彼の話では、先祖代々伝えられるもので、元の持ち主が取りに来るまで大切に保管しているのだという。
金色の棒に心引かれるものがあったが、ジェイソンは選んだDVDを購入すると家路についた。
その帰り道、ジェイソンはストリートギャングたちに絡まれてしまう。
ジェイソンが持つチャイナタウンの質屋の包みを見たストリートギャングたちは、質屋の襲撃を思い立つ。
その夜、ストリートギャングたちは、ジェイソンを脅して質屋の襲撃を手引きさせた。
ジェイソンの顔を見て油断した質屋の老主人ホップは、店の入口の鍵を明けてしまう。
ストリートギャングたちが雪崩れ込み、金目の物を物色し始める。
事情を察したホップは、件の金の棒を手にストリートギャングのひとりに殴りかかるが、ストリートギャングのひとりが隠し持っていた拳銃で撃たれてしまう。
駆け寄るジェイソンにホップは、金色の棒を手渡して「元の持ち主に渡して欲しい」と頼み、意識を失った。
ストリートギャングたちは、自分たちの仲間ではないジェイソンの口も塞いでしまおうとする。
ジェイソンは近くのビルの屋上まで逃げるが、追い詰められてしまう。
逃げ場を失ったジェイソンに迫るストリートギャングたち。
と、突然持っていた金色の棒が輝き、その棒によってビルから転落してしまう。
落ちていく感覚の中、ジェイソンが目を覚ますと、そこはカンフー映画で見た古代中国の片田舎のようであった。
状況が理解できずに混乱していると、馬に乗った黒衣の兵士たちが現れ、村人をさらい始めた。
労働力として連れ去るつもりなのかもしれない。
逆らう者は容赦なく殺していく様子に恐怖を感じて逃げようとしたジェイソンは見つかってしまう。
たちまち迫る兵士たち。
その危機を救ったのは、たまたま通りかかった旅の道士だった。
道士は巧みに酔拳を駆使して兵士たちを倒すと、ジェイソンをつれてその場を後にした。
だが、これはジェイソンの大冒険の第一歩に過ぎなかった…


ジャッキー・チェンとジェット・リーの共演で話題になったカンフー・ファンタジー映画。
ただし、このふたりは主演ではない。
主演はあくまでもジェイソンを演じたマイケル・アンガラノである。
とはいえ、ジャッキー・チェンはほとんど出ずっぱりであるし、ジェット・リーも登場以降はほとんどのアクションシーンで大活躍である。
決して期待は裏切らない。
無論ほろりと涙させるシーンもあるし、しっかりハッピーエンドでもあるので、安心して楽しめる作品に仕上がっている。
クライマックスの展開が少々慌ただしい気もするが、これはこれでアリだろう。







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Last updated  2011/05/31 05:52:54 PM
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