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坂本龍馬(RYOMA)♪旧司法試験合格までの日記

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2009.07.21
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カテゴリ:司法試験
一 強制処分法定主義
1 警察官A・Bのビデオ撮影は適法か?
 「強制の処分」(197条1項但書)にあたるか?
 「強制処分法定主義」の趣旨
  * 立法の枠内にとどめ、捜査権の濫用による人権侵害の抑止
   ↓
 「強制処分」(1)被処分者の意思に反し、(2)重大な人権侵害をともなう処分

2 Aの撮影
(1)容ぼうは肖像権(憲法13条後段)、住居はプライバシー(憲法13、35条1項、
法218条1項)重要、もっともくつろげる場所
 → 甲の意思に反する
(2)自宅2階の窓からカーテンを開け、窓越しに自分から顔をさらけ出したようすは路上
からも見える
 → 肖像権・プライバシーの保護への期待減少
 → 重大な人権侵害ではない
(3)任意処分

3 Bの撮影
(1)外出しての外食でも、撮影されるのは望むまい
 撮影の態様は「隠し撮り」
 → 甲の意思に反すると推認するに十分
(2)レストランでの食事の様子は
 個室貸切でもないかぎり人目につく
 → 肖像権・プライバシーの保護への期待減少
 → 重大な人権侵害ではない
(3)任意処分

二 任意処分としての適法性
1 A・Bの撮影は、任意処分
 捜査は任意処分が原則(197条1項本文、任意捜査の原則) ∵人権保障
 but 任意処分も人権侵害の危険あり
   ↓ そこで
 「捜査比例の原則」(197条1項本文「必要な取調べ」の限度)
 捜査の(1)必要性、(2)相当性、が必要
   ↓ つまびらかには
 事案の重大性、被疑者の嫌疑、緊急性、処分によって得られる利益と不利益の衡量など
 具体的事情のもとで相当とみとめられる限度であれば 
  → 適法となる

2 Aの撮影
(1)「振り込め詐欺事件」 近時多発、高齢者が家にいながら被害者に
  もっとも安心して暮らせるべき住居しかもついの住み家にいても安心できない
  組織的事例(会社まがいのケースも)
  もっとも社会不安となっている懸案の1つ
  「10年以下の懲役」(刑法246条)という重罪
   → 事案の重大性、取締りの必要性、緊急性
(2)甲の嫌疑濃厚

(3)防犯ビデオにうつった犯人との同一性の確認の必要
   > 甲の肖像権・プライバシーの不利益
(4)みずから窓越しに顔を外へさらけ出したのを路上から撮影するにすぎない
(5)具体的事情のもとで相当とみとめられる限度 
  → 適法となる

3 Bの撮影
(1)(2) Aとおなじ
(3)防犯ビデオにうつった犯人との同一性の確認の必要
   > 甲の肖像権・プライバシーの不利益
      ↑
   ∵ 犯人の右手首のあざ=決定的な同一性となりうる
    Aのような態様では不可能
    外出して一定時間手を使い、観察しやすいリストランテLでの食事の機会がうって
つけ
    ほかにこれ以上の確認のチャンスは望めない
(4)手タレが手袋でかくしてるようなケースでもない
   人目にさらしている
(5)具体的事情のもとで相当とみとめられる限度 
  → 適法となる 






Last updated  2009.07.22 01:15:55
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