2008/05/06(火)21:01
今度は『チャングム』
以前に冬のソナタのDVDを貸してくれた先輩は、
すっかり韓国映画やTVにハマっています。
その先輩が「チャングム、面白いよ~」といつも観ている様子。
「宮廷女官 チャングムの誓い」は、番組予告などで観ていましたが、
歴史物という認識くらいしか無く、特に気にしていませんでした。
が、ある晩遅く、なんとはなしにNHKをBGVにして別の作業をしていると、
台詞が耳に飛び込んできました。
「味が分からなくても、味を描いて料理をするのです」
…ん?と思ってTVを見ると、
どうもこれがかの「チャングム」らしいと気付きました。
ご覧になっている方は分かるかと思いますが、
味覚が麻痺してしまっているチャングムが、味見をしないでイメージだけで、
新しい料理を創り出すという訓練をしていたシーンです。
まったく、料理物のアニメか漫画の中にでも出て来そうな場面に
惹き付けられた私は、結局最後まで観てしまいました。
…しかも次回の展開もすっかり楽しみになり、以来、ずっと観ています。
韓国版の時代劇なわけですが、独特の髪型や衣装もなかなか興味深いです。
三つ編みをぐるぐると巻き付けたような年長者の頭は迫力です。
日本髪なども重く無いんだろうか、と思いますがこれも重そう。
また16世紀の宮廷が舞台になっていて、文化を観るのも面白い。
チャングムは宮廷の料理方の女官なので、料理のシーンも沢山でてきます。
明らかに手のアップになると別人なんですけど
(しかも時々で手が違う気がします…笑)
まだ現在のように唐辛子が使われる以前の時代の、伝統的な調理法で
美しい料理を作っていく行程もあり、話の筋以外でも見応えたっぷりです。
原題は「大長今(偉大なるチャングム)」。
チャングムは歴史上に実在した人物なのですが、
設定やストーリーはほとんどフィクションなんだそうです。
DVD-BOX
BOXで4つ出ています。
画像は韓国版のボックスセット。家庭で作れる「チャングム」の
韓国宮廷料理
今でも韓国に行くと韓定食という宮廷料理が食べられますが、自分で作ってみるのも良さそうです。サウンドトラックCD
独特の音楽も印象深いです。主題歌「オナラ」は、日本語だとイケてませんが、「来て下さい」という意味だとか。チャングムエプロン
チャングムとお揃いのエプロン。現在でも違和感のないデザイン。ちょっと女学生風ではありますが。
いくつかピックアップしてみましたが、
他にも呆れるくらいグッズや書籍が出ていて、人気の程がうかがえます。
歴史物ということで、また今迄の韓国ドラマや映画のイメージとは違い、
敬遠なさっていた方は見やすいかもしれません。
NHKの大河ドラマみたいな感覚ですね。
全54話のうち、次回が20話。まだ今からでも遅くありませんよ(笑)
「宮廷女官チャングムの誓い」のサイトはこちら。