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フロンティアワークス ドラマCD セイント・ビースト 第3巻 OCCASION~誘因~
・・・すこぶるシンプルな疑問なのですが。何故(なにゆえ)、シヴァは暗黒の森に堕とされないのでしょうねぇ??上級天使だからですか?心に暗黒を抱え、その森を見た!と言うだけでも問題だと想ってしまうんですよね。しかも、魔物に唆されて、同じ天使を襲わせてしまった。それを、ゼウス様も知っているはずなんですよねぇ・・。ユダの事以外は、何も見えてないし。協調性はないし、忠告はきかないし。彼が、どうして上級天使になっているのか・・その上級と下級の区別が、私には分からないものですから。ドラマCDを聴く度に、「何故??どうして?」となってしまっております。 お話としては、Saint Beast自体はテンポ良く進むお話ではありません。結構チマチマとした進展だと、私は思っています。ただ、先日1巻と2巻を小説にした文庫を読んで感じたことですが。やはり、ドラマCDでは時間の制限があって描ききれなかった事は、沢山あるのだと思います。例えば、兄弟が天界を降りる時にユダが泉の水を汲んできて、渡すシーン。その大変さをキラは知っている。ユダが苦労して水を汲んできたシーンは、ドラマCDではカットされていました。小説で読んだ時「ほおお・・・そんな大層な物だったわけね」と納得したほどです。例に挙げたエピソード以外にも、他の魔物を退治するお話などはなかったし。それだけカットされている・・・と言うことは、これを小説で描くとなると。もっと長いお話になるわけでしょう?カットされている割には、お話の進展は遅い(^^;。 大変だ!と口では言いながら、シーン的には光のオーブを取りに行くのは簡単に終わっていますが。六聖獣を決める道のりも、(文庫では、かなり)大変だったようにこの時も大変だったはずなのに・・・結構スムーズに登って帰ってきているし・・。ここも、文章にしたら。絶対にいろいろあるはずなんですよ。 ・・・みっちり描ききっていないのに、展開が遅いと言うのは、矛盾しているように捉えられるかもしれませんが(苦笑)。 1巻で、キラとマヤの兄弟が天界を降りてから1年経過している割には、事件らしき事件がなかったからか?天使様達は、ひねもすのたりのたり・・と言う感じで、花摘みしたり、葡萄酒を作ったり・・などの祭りの準備をしていらっしゃるんですもの(大笑)。 進展が遅いお話で、何を楽しみに聴くか・・と言えば。豪華声優陣の競演を楽しみにするか・・お気に入りの声優さんの出番を「おぉ!」と待つか・・。そして、妄想・・これに尽きますね。 また、このSaint Beastが、そういう妄想を喚起してくれるようなお話なんだなぁ・・。 妄想してくれ!同人誌ネタに使って!と言わんばかりのシーンのてんこ盛りなんですもの。 カップリングとしては(あぁ・・普通のお話で、カップリングなんて言葉使いたくないけど(大笑))、ゴウとガイ。シンとユダ。レイとルカ・・になりますね。 ゴウとガイの場合は。ガイがお子様なだけに。ゴウがガイに抱きつかれて「こら、どこを触っている!」と言ったところで、萌えない(゜゜)\バキッ☆。子供と言うか、子猫のじゃれ合いって感じになっちゃうもの。 まぁ・・1巻からそうですが。ルカとレイ。シンとユダは、今回も「これでもか!」状態で、妄想逞しくなっちゃいますね(大笑)。 シンとユダは、ユダが水浴びしている所にシンがやって来て。 「おまえも一緒にどうだ?さっぱりするぞ」と、シンを水浴びに誘いますが。考えてもみて下さい!!水浴びをしているって事は、裸よね?一緒にって・・そりゃ男同士だし。そこで妄想する方が悪いけど。 「え・・いえ・・私は・・」と、シン君がはにかむように答えるのがねぇ・・(はにかむように聞こえるのは、私の耳か??)余計に、妄想を逞しくしてしまう要因ですよね。 しかし、話の途中で、不安に駆られたシンが水の中に入ってきてしまい。ユダを後ろから抱きしめる・・絵があるんですね(シーンもありますが、音だけでは後ろから抱きついたのか、前から抱きしめたのか・・までは分かりません)。しかも、この時のシンの手がねぇ・・・・(大笑)。こらこら・・・・・・しかも、離れた効果音(SE)がないので、続く会話は二人は抱き合ったまま(こう書くと、ますますいやらしいですね)なんですよねぇ・・(大笑)。 ・・駄目よ。そういう妄想しちゃ!と思いますけどね・・。絶対にこの作家さんは、確信犯だと私は思っております。 しかし・・。このシーンの続きでシンが「祈りましょう。ユダ」と言い。ユダさんも「そうだな。何事も起こらぬように」と答えていますが。 この二人、一体何に祈ったと思います? 普通、祈る対象は神であったり仏であったりしますよね?でも。このSaint Beastの世界は大神ゼウスが創造した世界。シンもユダも含めて、天使達はゼウスに作られている。ゼウスに絶対の服従をしているわけでしょ? 仏陀とか、アラーの神とか・・そういう他の神が入り込む余地はないでしょう・・。とすると、二人が祈る対象と言うのは、ゼウス以外にはないと思われるのです。でも、ゼウスが下位天使を魔物に変えてしまう浄化が二人の不安の源。なのに、ここでゼウスに対して「何も起こりませんように」と祈るのは、何か違う気がするのです。 日本人は、神や宗教に対する意識が希薄な民族ではないかな?と思う時があります。一般の人が宗教を意識するのは、冠婚葬祭くらいじゃないでしょうか?まぁ、熱心な方はいらっしゃいますけど。 八百万の神々が居る神話の国・日本。別に宗教論をここでするつもりはありませんが。ありとあらゆる物に神様が居て、いろんな物に祈る事がある私たちとシン達は違うと思うのですが・・。 ふと、聴きながら「それは、どこの神に祈ったんだい?」と思ってしまいました。 そして。3トラック目の最後で、魔物の魂集合体にやられてしまい、呪いを受けたユダさん。 4トラック目では、ほとんど苦しげに呻いているのですが。 腐っていると言われようが。この苦しそうな呻き声が、たまらない(゜゜)\バキッ☆。いや・・本当です。石田さんって、殴られた時のリアクションや、苦しげなセリフが本当に上手い!!と思うのです。苦しみながらうめいている・・その呻き声をリピートして聴いてしまいました。だって・・。4トラック目は、普通のセリフが少ないから。リピートして石田さんのセリフを聴こうとすると。呻き声をリピートする結果になったんですもの(大笑)。 シンとユダは、今回音声(セリフ)としての萌え要素はないのですが。レイとルカは、大いに盛り上がってくれました。いや、その続きはどうした?みたいな、つけいる要素があるんですよ。 2トラック目の1分過ぎの会話。 「一緒に私の部屋に行こう。身体の温まるものがあるから」 「口では言えません。だから、僕の心を読んで下さい。・・・・あなたの部屋で」 意識的にこの会話だけを抜き書きしてみましたが・・ほらね?ほらね?BLのセリフだと言われても分からないでしょう? これだけの会話があって、BLじゃないなんて!!って感じでしたよ。 さて。豪華声優陣の共演(競演)を楽しむと書きましたが。 この3巻までの時点で(アニメを見ていない私は)ゼウス様の絵って、まだ見たことがないんですね。で、この巻よりも後の巻でゼウス様の絵を見た時の衝撃と言ったら・・・。ショックでしたよ 何しろ、金丸さんの声って高音に入ると思うんです。ゼウスがデウスに聞こえる発音ではありますが。祭のオープニングで祝辞を述べるシーンなどは、結構高いと思いません?浄化のシーンでさえ、高音。だから、ゼウス様はユダやルカ達と同じくらいの美青年のイメージがあったのですが。 なんか、顔色の悪い中年オヤジ(゜゜)\バキッ☆・・これがゼウス様??と言うショックは、また後のお話ではあります・・。 あ!何を書きたかったかと言うと。ナレーションの英語と日本語と。ゼウス様を演じた金丸さんは、トークでも英語のことわざを披露して下さっていますが。本当に可愛い声だった・・と言うのと、本当に発音が綺麗で・・聴いていてうっとりしました。これが書きたかったのよ・・ちょっと回り道でしたm(_ _)m。 そして。3巻で特筆しておきたいのは、緑川さんのセリフの色っぽさ・・。 BLじゃないのに。BLじゃないのに・・(大笑)。勿体ないくらいのしたたる色気・・。特に、上にも書いた2トラック目のレイとの会話。 「目的もなく、城の中をふらついてたよ」の笑みを浮かべたセリフと 「ご覧、南西の方向を」のご覧・・の言い方が、無茶苦茶優しくて。うわぁ・・こぉんな優しいお声で、ご覧・・なんて囁かれたら。レイでなくても、貴方の部屋に行きたい!と思ってしまいますわなぁ・・(^-^)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月15日 21時09分34秒
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