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カテゴリ:CDな・や行
生意気。の感想をば・・。
キャストは、檜山修之(江角匡史)×鈴村健一(酒井一八)です。 お話・・・改築工事の江角家で、そこの娘・奈津子に一目惚れしてしまったとび職の酒井一八。奈津子の兄に、「妹は三高がタイプだ」と聴かされ、生まれて初めてのお受験に挑む事になる。 奈津子の兄匡史が、無料で家庭教師をしてくれる事になったが。その代償として、男同士で何をする事となってしまい・・・。 原作は、こちら・・・ コミック(か行)生意気。ーI'M NOT YOUR STEPPIN' STONEー 感想・・・実は!!このCDは檜山さんが受けだと思って買ったんですよ(大笑)。 檜山さんのBLでの受け作品を探していた時。このタイトルを見つけました。で、あらすじを読んだら、とび職(ガテン)とエリート高校生の歳の差カップル。で、キャストが鈴村さんと檜山さんと書いてあったので。 どちらが、どの役かを確認しないままで買ったら。私が想像していたキャストと逆でした(大笑)。 つまり、私は鈴村さんがエリート高校生の年下の役で。檜山さんがガテンの年上お兄さんだと思っていたんですよ。 ・・・だって、檜山さんのガテン系職人、似合いそうだと思いません?? 鈴村さんのエリート高校生だけど、偉そうなオレ様、似合いそうじゃありません?? もちろん、今となっては鈴村さんの職人さんのいなせな所やら、性格悪そうな(大笑)高校生の檜山さん。うん、ぴったり(大笑)と思っていますから、声優マジック炸裂ですね(^-^)。 妹の奈津子には、友達も多い。自分の性格の悪さは自覚はしている。そもそも、改築工事に来た時から気になっていた一八も奈津子を気に入ってしまい、奈津子の事を訊いてくる始末。 俺じゃないんだ!と言うほろ苦い自覚。だからこそ、嘘の情報を教えてしまう。素直になるのは、Hの時だけと言う匡史。 そんな匡史に翻弄されつつも、「おまえ、放っておけん」と気になってしまう一八。 CDでは、そんな二人の気持ちの変化を3つのお話にまとめてあります(原作が、おそらくは3つの短編で成り立つお話なんでしょうね)。 先ず一つ目が、一八が奈津子に告白をして。そこに帰ってきた匡史が、一八への気持ちを吐露し。遅まきながら、一八が匡史の気持ちに気が付いて、晴れて恋人同士として結ばれるまでの「I’M NOT YOUR STEPPIN’ STONE」 二つ目が、匡史視点の「恋していると言ってくれ」。自分の気持ちから、逃げていた二人であったが。お互いに好きだと告白するまで。 そして、一八のお受験一週間前からのドタバタを描いた「ラヴリー」。 正直な話・・聴いて「うんうん」「よしよし!」とすぐに感想を書けると思っていたら、これがかなり悪戦苦闘しました・・・。 3つのお話が入っていて、少しずつ少しずつお互いを意識し、告白し。男のけじめと、二人の関係が一段落ついたまで・・・を描くお話で。微妙に視点が違うんですよね。一話と三話が一八メイン視点。そして、二話が匡史がメインの視点で描かれるために。聴く度に、一八の気持ちで聴いていたり、匡史の正直になれない生意気さを聴いていたり・・するもので。 さて。一八から描くとすると、身長はともかく。学歴と言うどうしようもないコンプレックスを刺激され、お受験に燃えたはいいけど。その家庭教師をしてくれる事になった、長身で年下の現役エリート高校生。 ぬるい恋愛ししかして来なかった一八。そこそこHもするけど後腐れなく別れる事が出来る綺麗な関係を保つには、彼が付き合う女の子は、優しい女の子でなくてはならなかった。それなら、ある程度深入りしなくても、別れることが出来るから。 しかし、一八を好きになったのが年下の匡史。その素直ではない気持ちをぶつけられる事と、受けてしまうHの立場から、泥沼に入っていく事を恐れた一八だが、男としてのけじめがついた時。やっと匡史と一緒に居ることを選ぶことが出来て・・。 匡史の激情にほだされて、振り回されて。遠心力で投げ飛ばされています?と見える一八ですが。 素直になるのは、Hの時だけか?の匡史の、どうしようもない気持ちを受け止めて。「おまえ、放っとけん」と抱き留めてくれる辺りは、やる時はやるさ!を見せなくても。やれば出来る!ところを見せなくても。あの一言だけで、一八さんてば、おっとこまえぇ~!と思ってしまうんですよね(^-^)。 あの包み込むような、男(漢)の「おまえ、放っておけん」は、このCDの一八のセリフの中でもダントツ一位の良いセリフだと思います。3トラック目の河原でのやりとりは、シーン的にも秀逸です。 そして、エリート高校生の匡史くん。お勉強が出来て、親からも未来を嘱望されているでしょうに。 この子は、本当に性格がねぇ・・(大笑)。友人、居ないでしょ?みたいな感じの子なんですよね(斉藤くんは、友人になるのかなぁ?)。 自分でも、性格悪いのは自覚しているみたいですが。妹と比較して、その性格の悪さをコンプレックスにしている。だから、まともな恋愛の一つも出来ずにここまで来た・・・と言い切るくらいなんですもの。 下手に頭が良いと、いろんな事考えたりしちゃうんだよねぇ・・と言うところはありそう(苦笑)。 一番、匡史で「おやま」と思ってしまうのは。2話に入ってからの、彼の内心の突っ込みが楽しい!ってところですね。1話では、「いっぱち、一発やらせて」くらいだったのにねぇ(大笑)。 自分は、匡史の良きライバルだと思っている斉藤君に、わざと佐伯とか佐藤だの、違う名字で呼んでみたり(この名字をわざと間違ってます!と言うのが、セリフで分かるんですよね)、付き合っているつもりはないと答えるし。「手を抜くのじゃなく、手で抜く・・・OK?」とつついてみたり。 「すみはつけてねぇ。手は出したけど」・・・と一八の「お墨付きだぜ!」の言葉尻を捕らえて言ってみたり。 ガテン仲間に「まぁしぃー」と呼ばれて、俺の事か?とつぶやいたり(ここのシーンのブルーデーの解説は、流石の匡史くんも知らなかったのかなぁ?って感じですね)。 2話に入ってからの、彼の内心の突っ込みの多さ・・個人的には、こういう呟きが好きなんですよ(^-^)。実は、こういう内心での突っ込みって私が良くやるものですから。凄く親近感(大笑)。 2話では、一八の告白が嬉しいくせに、わざと「ちんこが?」と言ってしまったりする照れ隠しっぽいセリフが、可愛かったですね。 そんな男気あふれる一八を鈴村さんが。複雑で一直線な恋心の持ち主・匡史を檜山さんが好演されています。 そして、第3話のお薦め!は。やはり一八の仲間の森川さんでしょう。一八に戯れてしまったところに、匡史がやってきて。どうしようもないために、寝たふりをしていたり。最後の一八と匡史の、何回出来る会話に「バカップル」と突っ込みを入れているシーン。 この締め!の「バカップルめ」と呟くのは、本当にドラマCDを通しての感想みたいな感じになってきますので。まさに素晴らしい!の一言ですね(^-^)。 でも・・確か、一八のお友達のこの昴成さん・・は、確か別のドラマCDで主役をはっていませんでした?鹿乃しうこさん原作のガテンシリーズで、あったように思うんですけど(レーベルは違うけど。森川さんがちゃんと声を演じていた記憶があるんですよね)。 って事は・・この時点では、昴成さんはノーマルみたいですが。どこから、そっちになっちゃったのかなぁ?? しかし。今回、この感想を書く時にちょっとびっくりしたのが。私がこのCDを買った当時くらいまでは、マガジン・マガジンの商品はJUNEネットでの通販でしか購入が出来なかったのですが。 今は、密林さんで購入が出来るようになっているんですね。えぇ?一体、何時の間に??と思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月23日 21時25分53秒
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