2010/12/21(火)22:14
知らなくても生きていける萌えの話
昨日は、日曜がまるまる休みにならないので。
家の事をあれこれしたい!と思って有休を取っていましたが。
朝から、頭が割れるように痛く。昼前からは、あまりの痛さに飲んだ痛み止めで吐き気はくるし・・・
今日が休みで良かった~~~~とホッとしていました。
足ふきマットも出さないで、半日以上グッタリと寝てしまっていました。
ちょっとお洋服を見に行こうかどうしようか・・と迷っていましたが。
(22日の忘年会に着ていく服がなかった!!(大笑))
でも・・まぁ、体型はほとんど変わってないので。以前のやつで良いよね・・
もう、面倒だわ・・と思いかけていたのですが。
母に、乳液を買ってきて・・と頼まれたので。
じゃあ!と夕方前から買い物に出かけてきました。
行って大正解!!
一昨日は見つからなかった英田さんの知らなくても生きていける萌えの話を発見!!
2010年12月発売書籍知らなくても生きていける萌えの話
パラっと読んだら、思いっきり(店頭で)噴き出してしまい。
これは自宅でゆっくり読もうと購入しました。
「しゅ・じゅーーーっ!」と海に向かって叫ぶなんて文章が書いてあった日には。
いやもう・・・これは、思いっきりにやけたり笑えたりする所で読みたいじゃないですか!!
そして、一足先に感想を書いて下さったR様へのコメントに、朝アップするわねぇ~~と書いたのですが。
夜中に気になって読んでしまったので(大笑)
じゃあ、感想もついでに書いてしまおう!と、記事アップが遅くなりましたm(_ _)m
そう言えば、英田さんの書く作品と言えば・・・
DEADLOCKシリーズもそうだし、続きが気になって仕方ないダブル・バインドもそうですし。
一般市民と言うよりも、ちょっとアウトローな人々が沢山出てくる印象がありました。
親分が、カラスを白と言ったら。
黒い鳥でも白くなる世界。
でも。893が好きなのではなく、893と言う生き方に萌えを見いだす(大笑)
その例えが最高です。
「八百屋に萌えても、大根にはそれほど萌えを感じない・・」
その微妙な萌え心理に「余計ややこしいですね」と素早く突っ込みが入っている文章。
え?893の生き様と893さんそのものが、八百屋と大根になっちゃうわけ?
と目が点になりますが。
いろいろなテーマに沿って書かれているうちに。
なぁんとなく、うんうん・・アウトローな生き方が好きだから。
あれらの作品が生まれてきたんだ!と納得していました。
テーマは、上に書いたヤクザにリーマン、主従関係に下剋上。
美少年、長髪。記憶喪失にリバ、ダーク、ライバル、ヘタレ攻め・・・兄貴に女装に人外、制服(大笑)
おまけでメガネ!!
ツボポイントは、ほとんど抑えてあるのではないでしょうか?
それらのテーマに沿って、「人気BL作家が(帯の紹介文)」書いているわけですから。
面白くないはずがない。
頷いたり、え~~それはちょっと・・と思ったりもします。
まぁ・・読む前から解っていた話ではありますが。
萌えポイントは、人それぞれだから。
全てに「うんうん!!そうなのよっ!!」と激しく同意ばかりもしませんが。
逆に、「わぁ!!一緒よ、一緒なのっ!」と言うところでは。作家さんをとても身近に感じたり。
そうですねぇ・・・個人的には、美少年は「いつかは、はげたりお腹が出たりするんだよ~~」には大受けしましたし。
(エンドレスシリーズで、石田さんが貴臣も小父さんになっちゃうんだよ?ってトークで言っていらしたのを思い出しました)
ヘタレ攻めでは、バカな子ほど可愛いと言うのに激しく「うんうん!!」
ビーチクの話には、うーんと・・えーっっと・・・
まぁ・・うん・・またの機会に、その本の感想をお願いしますm(_ _)m
笑ったり、頷いたり。眉を顰めたり・・・
おそらく、読んでいる時の私の顔は百面相だったでしょう。
でも・・これが、この本を読む時の正しい?あり方だよねぇ~~と思っています。
そして・・英田さんは、プロの作家さんだな!と言うのを痛感しました。
このエッセイの後半には、彼女が萌えるカップリングを描いた中編が入っていますが。
38歳の幼馴染み。
ずーっっっと好きだったんだよ!!の未体験ボーイが受け(ボーイなのか?)
そのお相手は、やもめで、血の繋がらない大学生になる子供が居て。
その子供が、足を洗った893さんに下剋上?の年下攻め(大笑)
確かに、まぁ・・・これ単体だったら・・うん・・買うかどうかはおいといて。
オヤジばっかりのお話じゃん!になっちゃいますもの。
なるほど・・確かに、商業ベースで書かれているのだから。
自分の萌えポイントのストライクど真ん中!が、皆様に愛されるかどうかは解らない。
だから、そこは自分の萌えをある程度押し殺して書く。
貧乏な世界に萌えを感じるけれど。
それだと、夢がないから書けない。
読者さんに夢を売るのがBLだから・・・
と書かれています。
攻めを格好良く書いて下さいと言われ続けた話や、いろいろと勉強や研究、トレーニングをされていたり。
その萌え心理を鋭く分析して見せる姿に、プロを感じていました。
また、文章が。
893世界と893の差を八百屋と大根に例え。
それをすかさず、ややこしいですね・・・と自ら突っ込むテンポの良さ。
白泉社の漫画の話が出てきたり。
アニメなどの名作がさらっと出てきたり・・・
アニメや漫画が大好きな人には、そうそう!!それ、私もはまったのよ!となる事間違いなしです。
(ところで。。SMAPの草○くんが、紫龍を演じたの?えぇえええ?ロン毛の鬘だったのか・・いま、滅茶苦茶気になっています)
サクサク読めて、あぁ・・満足!!
本当は、23日の読書に残しておこうと思ったのに(大笑)
つい、一気に読んでしまいました。
エッセイ部分は、文句なくお奨め!!
後半の小説は、小父さんばっかりのBLは、どうしても駄目なのよ!と仰る方以外、どうぞ。