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テーマ:いい言葉(573)
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あけましておめでとうございます!
昨年の元日に引き続き、今年も新年一回目のブログには、私の好きな詩人「中原中也」の詩を書きます。 中原中也の詩は、すでに死後50年を経過しており、著作権フリーになっていますので、青空文庫などのテキストデータに登録されています。 無情感が強い詩が多く、お正月向きの詩ではないのですが、素敵な詩が沢山ありますので、お時間のあるときにでも読んでみてください。 では、今年もよろしくお願いします。 除夜の鐘 中原中也 詩集『在りし日の歌』より 除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。 千万年も、古びた 除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。 それは寺院の森の そのあたりで鳴つて、そしてそこから響いて来る。 それは寺院の森の霧つた空…… その時子供は父母の その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出、 その時子供は父母の膝下で蕎麦を食うべ。 その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出。 その時囚人は、どんな心持だらう、どんな心持だらう、 その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出。 除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。 千万年も、古びた 除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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