2006/10/11(水)06:14
「草にすわる」 白石 一文
自暴自棄になり自殺未遂を起こした主人公が立ち直るきっけかを掴む「草にすわる」と人生の意味を求め続けた老作家が疎遠になっていた家族と出会うことで人生を見つめなおす「砂の城」という二編の物語からなる。
「生きる意味」について彷徨いながらも少しずつ答えを出そうとする主人公達の姿には誰もが共感する部分はあるはず。おそらく自分の人生を重ねながら読む作品・・・のように思える。
おすすめする方 :人生を彷徨っている方
おすすめしない方:達観できている方
5段階評価:★★★★