塾のこと、その2。
高校では塾にはいかず、当然のように浪人し、行きついたのが大阪予備校です。今まで多くの学校に行ってきましたが、今でもこの1年間が一番楽しかったと言えますね。その時の仲間たちは、今でも一番大切な仲間たちです。また、この予備校の講師・システムともたいしたことなかったんですが(年功序列で担当クラス分けするってどうよ・・・)、月謝が安かったのでよしとします。それ以上に、この予備校のフィルターを通じて、ほか予備校の名物講師の授業を受けることで、「なるほど、有名になるのはさもありなん」というのがわかって面白かったですし、今でも人にものを教える際の、自分の基礎になっています。ちなみに、予備校講師は自分に合う合わないというのがあるので、万人にとって最良の講師というのはなかなか難しいのですが、わたくしのフェイバリットは、出口汪(現代文)でしたね。大学時代に家庭教師とかしてたときにも、国語で点数をあげさせることに関しては誰よりも自信がありました。出口氏の解法の影響は大きいです。「次の文章を読み、後の問いに答えなさい」。つまり、「答えは、文章の中に全部書いてある」んだから、現代文は満点が取れる。これが、現代文の基本スタンスですね。ひょっとしたら、俺も予備校講師の道に進んでいたのかもしれないなぁなんて、今でもたまに思うことがあります。いつか個人経営でやろかな、塾。。。