気になる負け方。
ディープインパクト、有馬記念で2着に敗れちゃいましたね。史上初の無敗の4冠はなりませんでした。でもその事実より、俺はディープの負け方が気にかかる。ハーツクライもそれなりに強かったけど、ディープインパクトの直線での伸び方が今までの7戦のそれとは明らかに違った。ゼンノロブロイもタップダンスシチーも沈んだ今日のグランプリにおいては、菊花賞までの彼なら、楽勝のレースだったと思われる。原因にあるのが「疲労」だったらまだいい。お馬さんはデリケートな生き物だから、精神面に不安があったのかもしれないし、有形無形のマイナス要素により負けならいいのです。問題は、ディープが「早熟」だったために負けたっていうケース。もう競争馬としてのピークを過ぎてしまっていて、今後は走らなくなる一方ていう場合です。そうなると、来年以降全く勝てなくなっちゃいます。あれほど強かった三冠馬が、天皇賞どころか重賞まで勝てなくなるっていうのは馬にとってもファンにとっても酷ですよね・・・。答えは来年の春までお預けですが、ディープインパクトにはまずはゆっくり休養をとって英気を養って、「早熟」でないところを見せてほしい。