2007/09/02(日)16:05
羽生さんの決断力の磨き方
今回は、昨日の講演会の振り返りで「決断力を如何に磨くか?」というテーマでお伝えします。
羽生さんが一手、一手を考えるときにどうやって決断し、そして、その決断力はどこから来るのか?
そんな答えをこう語ってくれました。
━━━━━━━━━
●決断力その1
━━━━━━━━━
『忘れること。本当に必要なものしか残らない。』
人は忘れることを恐れる。しかし、本当に必要なことしか人には残らないから
安心してよい。
何かを決断するときの本当に必要な情報はその忘れないものの中から現れる。
━━━━━━━━━
●決断力その2
━━━━━━━━━
『日々の生活の中に一つ新たな発見をする癖を身につけること』
決断力というのは直感力と近い所があります。
その直感力を高めるためには、日々の中に新たな発見を繰り返すことで磨かれます。
『今日私はどんな新たなことに気づいたか?』
この問いを持ち続けることです。
そのことの繰り返しで日々感性が磨かれます。
━━━━━━━━━
●決断力その3
━━━━━━━━━
『ミスしていいから、動いてみる』
自分の判断が正しかったどうかは、実際に動いてみないとチェックすることはできません。
まずは、動いてみることでその決断が正しかったかどうかが分ります。
ミス後の反省は大いなる学びと考え、まずは動くことが大切ですね。
━━━━━━━━━
●決断力その4
━━━━━━━━━
『マジョリティにならない、個性やアイデアを大切にする』
決断に迷ったときに、メジャーなもので判断しつづけると感性が鈍ります。
マイノリティーな考え方にこそ正解があったりします。
常に自分の中のマイノリティーを大切にしてください。
━━━━━━━━━
●決断力その5
━━━━━━━━━
『想定外の繰り返しを楽しむ』
常に将棋をしていると想定外のことが起こります。
しかし、そのたびごとに焦ったり、動揺していると決断力が働きません。
むしろ、その想定外を楽しむぐらいの気持ちでいるほうが、決断力は磨かれます。
想定を超えたところでの決断を繰り返すことで、決断力は磨かれます。
以上の5点から羽生さんの凄さ感じてもらえます?
勉強になりますね。
ありがとうございました。
(注意・・・実際の講演の話をかなり、小堀的見方から解釈をして小堀用語に直しているところがあるので悪しからず・・・・)