|
カテゴリ:|起業|よくある相談Q&A
|●|相談タイトル
Q.輸出業をはじめるまえに知っておくこと 輸出業を営もうと考えています。しかし、わからないことづくめで二の足を踏んでいます。アドバイスをお願いします。 |●|アドバイザー回答 A. 回答 営業支援コンシェルジュの清水がお答えします。 最近は中古車輸出などわりと小規模での輸出も多いようですね。 ボクは長年海外物流(ほとんど輸出)に携わってきましたので、その経験則から話を致します。 |●|輸入規制 相手国の輸入規制を調べてください。 乙仲業者に相談すると通関士がいるのでアドバイスがうけられます。 輸入規制は各国でばらつきがありますが、武器、薬物、猥褻図画、特許権にかかわるものなどはおおむね禁輸対象品です。 軍事転用の恐れがあるものは「非該当証明書」の提出が必要でこれを提出しなかった通関士、メーカー担当者が過去に幾人も逮捕されています。 該当品目はいつくもありますから詳しくは通関士に尋ねるとよいでしょう。 あと、中国やEUなどでは検疫上の理由で木材の輸入が禁止されています。 これは木材に虫が棲みついている事もあり、輸入国の生態系に影響を与えるからです。 コンテナ単位で中古車を輸出する場合は木枠を組むケースが多いのですが梱包資材に木材を使用することももちろんNGです。 回避方法としては、 1.木材をくん醸する(熱処理をして殺虫する)※くん醸証明書が必ず必要 2.木材を輸出しない※資材で木材を使用するのなら、スチールケースなどで代用し、非木材証明書を添付する まずは相手国の輸入規制をよく調べてください。 |●|支払い 商習慣は国によって違います。欧米では契約時にきちんと取り決めますから経営状態に異変がなければまず心配ありませんが、アジア諸国は支払いにはとてもルーズです。 なかには優秀な経理マンの条件として「未収金はできるだけ早く回収し、支払いをできるだけ遅らせるのが優秀な経理マン」との思想がまかり通っている国もあるのでなかなか未収金が回収できないケースも多々あります。 海外物流をやっていたときに、マンスリーで発送計画が組まれているのにConsignee(荷受人)からの入金がないためにShipper(荷送人)が発送できないこともよくありました。 大手中古車輸出会社が海外バイヤーからの入金遅れが多発したため業績が大幅に悪化した例もあります。 また、海上運賃も基本的に前払いで、なかなか売り掛けには応じてくれません。 できるなら代金は前払いでもらえるように海外のConsigneeと話をしたほうがよいでしょう。 |●|リードタイム 現地到着までのリードタイムを知ることも必要です。 アジア諸国では港に到着してもなかなか輸入通関が許可されないことがあります。 これも国情により致し方のないことなので、リードタイムには余裕をもつことでしょう。 北米の東海岸(NY、シカゴ方面)向けの輸出になりますと、西海岸到着から現地到着までの陸路がいくつもルートがあり、ブッキング(予約)する船会社によってルートがちがいますので、リードタイムが大幅に変わります。 内陸ルートの決まっていないキャリアをブッキングすると、リードタイムがまちまちなので要注意です。 場合によっては荷受人(Consignee)側に迷惑をかけることもありますので、キャリア選定は慎重に行うべきでしょう。 |●|不可抗力 どんなに手を打っても、輸出不可抗力はつきものです。 台風や大雪の影響で予定していた港に到着しなかった。 港でストライキが起こって荷物が陸揚げできない。 相手国でクーデターが起こって荷物が陸揚げできない。 どのケースもよくあることです。 台風の影響で予定していたロサンゼルスを寄港しないでシアトルで陸揚げされた。 アメリカ西海岸の港湾ストライキで船自体がストップした。 同時多発テロの影響で港が1週間クローズした。 など、どれも現地到着日程が遅れる要因です。 特にどこの国でも港湾労働組合は力が強いのでストライキは頻繁に起こります。 不可抗力なのに荷受人(Consignee)からはお叱りをうけることもよくありました。 不可抗力ですからこちら側にも非がないことです。 まず船会社は責任をとることはしません。 なので見積書や契約書に「不可抗力の場合は当方は責を負わないものとする」の一文は必ず入れておきましょう。 |●|着荷後のトラブル これもよくあります。 ボクの場合は荷物が散乱してコンテナのドアが歪んでしまったというトラブルもありました。 輸送中のトラブルはよくあることで、回避方法としては、 1.梱包仕様は梱包業者と綿密に打ち合わせの上決める。 相見積もりを取って安い梱包業者を選ぶとハマリますので要注意! 2.貨物保険に入る 損保会社で取り扱っています。ただし、保険がきかないトラブルも多いので最初のうちは大きな取引は避けるべきでしょう。保険料率は相手国によってかわりますが、アジアは危険地域になっていますので高いです。 中古車の場合も査定書にないキズがあるなどのクレームがよくあるようですが、そのときの対処方法としては素直にごめんなさいと謝ることが一番の解決方法だとその道の専門業者は言っていました。 |●|結論 海外ビジネスはダイナミズムを感じるビジネスですが、いろんな要因でトラブルが多いビジネスジャンルであることは間違いありません。 なので、事前に調べられることは調べて、最初は小さな取引からスタートするほうがいいでしょう。 ご相談はこちら⇒http://www.dreamgate.gr.jp/consul/pro/shimmy/mailform_view お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.09 23:27:58
[|起業|よくある相談Q&A] カテゴリの最新記事
|