午前中、母に電話をする。
叔父のお葬式は明日で
今日は夕方、仕事の予約が入っているけれど
明日の朝、新幹線で行けば
1時のお葬式には間に合うから
行こうか?
というと、
帰りの新幹線代は出してくれるという。
親ってありがたいな・・
叔父は肝臓がんだったらしく
入院して3日目に亡くなったという。
「よう喋って、元気そうだったのに・・」と母。
叔母たちも見舞いに行っていて
「目は見えんが、声でわかる。」と
喜んで、顔や手を撫で回し
喜んでいたという。
亡くなった時も
周りに家族も看護師さんもがいたのに
誰も気がつかないくらい
す~~っと亡くなったらしい。
「ああ、眠ったね。」と言っていたら
亡くなっていたらしい。
喋り、笑い
亡くなるまで毎日(といっても3日だが)見舞いに行った伯母に
「ありがとう。ありがとう。」と50回以上も繰り返し
「なむあみだぶ・・あむあみだぶ・・」と云いながら
大きく息を吸いこんで、吐き出して
眠ったと思ったら、亡くなっていたらしい。
さして苦しみもせず
穏やかな終焉に
いつも穏やかだった叔父の一生を思う。
母としばらく、叔父の話をして
しみじみ寂しさを感じる。
「じゃあ、直接会場に行くから。」と電話を切ると
折り返し電話が鳴り
弟が「遠いのにわざわざこんでいい。」と言っている。
と、ちょっと戸惑ったような母の声。
母も、弟には弱い。
「わかった。じゃあ弔電だけ打っとくから。」
というと、
「じゃあ、香典は立替とくから。」という。
ありがたく、そうしていただく。
なんだか、お別れに行かなくてはいけないような気もするが
遠い空から、叔父を送り出そうと思う。
いままですべてのことに
おじさん、ありがとう。
という、感謝をこめて。