政治・官僚組織の劣化と新型コロナウイルス対策
弁護士の郷原信郎さんが新型コロナウイルス対策への日本政府の拙劣な対応について強烈な批判をされている記事がヤフーニュースに出ていた。今回の日本政府の場当たり的、戦力の逐次投入的対応にイライラを募らせている多くの国民にとっては胸がすく思いの一文であるが、今すぐに「内閣総辞職」とまで求めるのは現実的ではないという意見も多いかもしれない。しかし、今まで叩かれてきた森友、加計問題とは違い、国民の命、日本という国家の名誉がかかっている問題で初めて安倍政権の抱える問題に気付いた人が増えていることは間違いない。私もその一人かもしれない。以下の記述に特に惹き付けられた。以下引用~あまりに拙劣な日本政府の対応によって、国民を新型ウイルス感染の重大な危険と恐怖に晒すことになったのはなぜなのか。その「根本的な原因」はどこにあるのか。 7年以上も続いた安倍政権下において、官僚の世界が強大な政治権力に支配され、自己保身のための忖度ばかりして都合の悪いことは隠蔽することがまかり通ってきた。そういった緊張感の無さが常態化してしまったことによる「官僚組織の無能化」が根本的な原因としか考えられない。Yahoo Japanニュースの記事「国民の命を守るため、安倍内閣総辞職を」(郷原信郎)それにしても、「新型コロナウイルス問題」よりも「桜を見る会」とか「答弁できない大臣いじめ」に熱心な大手野党に政権交代能力など期待できるわけもなく、「一体どうなっていくのかこの国は」というやりきれない思いが募る日曜日の朝です。