カテゴリ:サプリメント
少し古い情報ですが、たまたま見つけたコエンザイムQの気になるお話を紹介します。
ワルファリンという薬は日本でも医療用医薬品として血栓の予防などに使われていますが、その作用は血液の凝固に関わるビタミンKの作用を抑えるからと考えられています。 デンマークの病院の研究者たちが、ワルファリンを飲んでいた一人の高齢の女性が、ワルファリンの効き目が低下したので調べたところ、コエンザイムQを飲んでいたということがわかり、コエンザイムQを中止したら、以前と同じようなワルファリンの効果が得られたということです。 この研究者達はコエンザイムQの化学構造がビタミンKに似ているからではないかと考えています。 (Landbo C& Almdal TP.:Ugeskr Laeger.,160:3226,1998 ) 日本では、ワルファリンを飲んでいる患者さんは、ビタミンKの豊富な納豆は避けるようにと「使用上の注意」などで注意が喚起されていますが、コエンザイムQについてのこのような報告はまだ少なく、「使用上の注意」に記載されるほどの状況にはなっていないものと思われます。 いずれにしても、ワルファリンという薬は薬だけでなくサプリメントなどとも相互作用を起こしやすい薬であることから、ワルファリンを飲んでいる患者さんは、新たにサプリメントを飲んだりする場合は、必ず医師等と相談するよう心掛けましょう。 (2019年1月19日更新) 今回改めて調べたところ、コエンザイムQにはメナキノン(ビタミンK)様作用があるとのことで、ワルファリンとの相互作用について注意が必要とされており、実際に日本国内でワルファリンの効果が減弱した症例が報告されているとのことです。 <「健康食品」の安全性・有効性情報(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)より> TOPへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.01.19 08:33:26
コメント(0) | コメントを書く
[サプリメント] カテゴリの最新記事
|
|