カテゴリ:ヘルシーライフ
〇ツルアラメ昆布とは?ツルアラメ昆布(ツルアラメ)は昆布の仲間で、正式にはコンブ科カジメ属の大型多年生褐藻類として分類されています。
生息地は青森県から九州までの日本海沿岸に広く分布しています。生息する場所の水深では約200mの深さの海底からも採集されたことがあるとのことです。
形状は昆布に比べるとギザギザした形をしています。普通の高さは1m前後ですが大きいものは2mほどもあるそうです。
繁殖力が強く、また植物体としての寿命も昆布は2年ほどですが、ツルアラメは5年~6年と長く長寿命でバイタリティあふれる海藻と言えるでしょう。
アラメという名の由来はヒジキより肉厚で味が荒い(苦味?)からだそうです。
〇ツルアラメが最近注目されている理由は? ツルアラメは、その繁殖力が旺盛なため昆布の漁場を占拠し、以前は昆布の生育を阻害する邪魔者として扱われ、また食味も苦みや独特のえぐみがあるため、商品価値が低く見向きもされていなかったのですが、あるテレビの番組でポリフェノールがワカメやコンブと比べ10倍も多く、「奇跡の食材」などと紹介されて、人気が急上昇しました。
ツルアラメの苦みやえぐみはフロロダニン類のポリフェノールによるものとされており、それだけ抗酸化作用のあるポリフェノールが多いことを表しています。
また、ポリフェノールだけでなく、めかぶやモズクなどに含まれる水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンのほか、不溶性食物繊維のヘミセルロース、そして抗肥満作用や抗糖尿病作用のあることが知られている植物性色素(カロテノイド)フコキサンチンなどの機能性成分を豊富に含んでおり、糖尿病や高血圧、便秘などに悩んでいる人にはうれしい食材と言えます。
〇ツルアラメの味は? |
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