2019.01.25

いもぼう-京都の代表的な郷土料理

カテゴリ:食の楽しみ
いもぼうとは、鱈(まだら)を天日で干した棒状の干鱈を水に戻して、海老芋と炊き合わせる京都の名物料理。

海老芋と言うのは里芋の一種で、写真(楽天市場より)のように海老のように縞々のある外観からそのような名前がつけられています。



京都にはいもぼうを屋号の中に取り入れた専門料理店もあります。

「いもぼう平野屋本家」というのがその店で、今風に言えば江戸時代にこの平野屋の当主平野権太夫という京都御所勤務の侍がこの料理を開発したとのことです。

いもぼうのおいしい時期は海老芋の旬の11月から5月ごろまでとのことですが、いも棒は何と言ってもお正月料理、年末になると京都の市場では棒鱈が所狭しと並べられます。

京の都は内陸部と言ってよいほど海から遠い位置にあるため、伝統的に乾物や塩蔵品をうまく利用した料理が生まれています。

このような料理としてはいも棒のほかに、にしん蕎麦や鯖寿司なども有名です。

にしん蕎麦は乾物の身欠きにしんと蕎麦の組み合わせ、鯖寿司は、日本海側の若狭などで獲れた鯖を塩鯖にして鯖街道と言われる道を通って都に運んだところ、都に着く頃にはうまく鯖に塩が回り、おいしい鯖寿司ができたとのことです。


塩鯖の他にもにしんや昆布なども北前船で運ばれ、鯖街道を通って日本海側から京都まで運ばれていたことはよく知られています。

鯖街道に興味のある方は​こちら​の話も読んでください。

さて干鱈ですが、たとえばポルトガルでは干鱈を使った料理が100種類もあるなど、ヨーロッパ各国では干鱈は日本以上にポピュラーに使われています。

干鱈かどうかはわかりませんが、オーストリアのようなヨーロッパの内陸部の国では、冬はどこのレストランに行っても、コースの中に鱈が出てくることが多いようです。

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最終更新日  2019.01.25 13:19:00
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