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カテゴリ:マイコプラズマ
「3週間前から咳が止まらないんです」
「ミミハナノドが赤くて発疹が出てますね」 「百日咳ではないでしょうか?」 「マイコプラズマ(+)です」 3週間前から咳が止まらないので受診した60歳の男性。鼓膜と鼻粘膜と咽頭に発赤を認め、上肢に小発赤疹を認めましたので、血液検査を行ったら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP0.88、WBC5130、Lympho27.1%、でした。 連日強い咳の続く患者さんが「百日咳が流行しているという報道を見て」不安になって受診しますが、特徴的な咳嗽(痙咳やレプリーゼ)は誰もおらず、白血球増多もリンパ球増多もまったく居りません。今のところ百日咳風評被害受診者は全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)です。 そういえば、検査会社の「BML」からお知らせが来ておりました・・・ 「百日咳菌抗体/EIA」今朝一時受託中止のお知らせ・・・ ・・・この度、表記項目の検査委託先より、急激な以来数増加による測定試薬不足のため、検査受託を一時中止する旨の連絡がありました。 つきましては、当社におきましても下記日程より標記項目の検査受託を一時中止にさせていただきますのでご案内申し上げます。 なお、百日咳菌感染診断の際お急ぎの場合は、細菌凝集反応による百日咳菌抗体をご利用くださるようお願い申し上げます・・・ ようするに、TVなどの報道はウソ・デタラメが多いので、いたずらに騒がないようにしましょう(むだな医療費が使われる原因はTVのデタラメ報道なので蓮舫様に仕分けしてもらいましょう)ということです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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