毒多ぁ亀山の小児科日誌

2014/06/21(土)01:01

☆主治医が辞めて居ませんでした?!☆

薬物・薬効・薬害(209)

「どうされました?」 「主治医が辞めたので検査してください」 「検査だけでいんですか?」 「1年後に検査とだけ言われて辞めてました」  妊娠中、バカ保健婦(≒悪徳詐欺師)に騙されて、嫌いな卵を無理やり食べていた母。  生まれた女児が生後からカサカサしており、6ヵ月健診で「乾燥性湿疹」の診断を受け、病院でヒルドイドローション+ロコイドcrを塗布しつづ行けております。  卵除去+保湿+ステロイド塗布を続けていれば治る。との説明でした。  生後7ヵ月:IgE:30.2、卵白10.3、牛乳・小麦・ソバ・ピーナッツ・大豆≦0.34  生後11ヵ月:IgE:55.7、卵白21.5、オボムコイド20.4、ダニ<0.10  卵除去+ヒルドイドローション+ロコイドcr「塗布を続けて1年後に採血検査」と言われておりましたが、主治医が辞めてしまったそうなので、なぜか、亀クリに来てしまいました。  鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、遅ればせながら、1時間ほど食事指導をし、検査したら、鼻汁培養:Branhamella catarrhalis(2+)、PISP(1+)でした  1才10ヵ月:IgE:61、卵白3(8.40)、オボムコイド3(6.80)、卵黄2(1.19)、ミルク1(0.37)、小麦0.15、ダニ・HD・胡麻・大豆・バナナ<10  非ステロイド軟膏各種(デルマクリンcr、スタデルムcr、スルプロチンcr)+(ビーソフテンローション、ビーソフテンスプレー)をたくさん処方したら「いろいろ試してね」、良くなってしまいました。  もともとステロイドなんて必要なかったんだね。恐い恐い。

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