2014/07/13(日)23:10
☆肺炎球菌性肺炎はタッピング吸引しました☆
「喘息の検査してください」
「呼気時の喘鳴は喘息吸気時のラ音は気管支炎か肺炎?です」
「X線で影があるって言われました」
「じゃぁ肺炎ですね」
「喘息って言われました」
「吸入して良くなった分が喘息で悪くなった分が肺炎です」
「早く良くしてください」
「タッピング吸引します」
「すごいどろどろですね」
「これが白い影の正体です」
「取れるんですね」
「いつ取るの?今でしょ!」
11日前から熱39℃のある男の子・母金属×ミニチュアダックス1名・玄米食。近医で良くならず7日前に病院で胸部X線に影があると言われたそうです。昨日熱は下がったものの苦しそうなので再受診したら「喘息」と言われたので、不安になり亀クリを受診しました。
鼻粘膜良咽頭扁桃の充血および吸気時にラ音、呼気時に喘鳴を認めましたので、メプチン吸入したら、呼吸音の入りが良くなりました。
しかし、ラ音が増強しましたので、タッピング吸引をしたら、多量の鼻汁・痰を吸引しました。3日連続の吸入・タッピング・吸引で全快しました。鼻汁培養:Branhamellacatarrhalis(1+)、PISP(1+)
1才5ヵ月:IgE:3、イネ科・杉・ダニ・HD・犬・卵白・ミルク・小麦・米・大豆<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
え?タッピング・吸引ってなんだって?Postural drainage(体位変換喀痰排出法)のことです。
仰臥位で胸を叩いて吸引、右側臥位で叩いて吸引、左側臥位で叩いて吸引、伏臥位で叩いて吸引します(NICUで人工換気中の児がよくします)。
たっぷり引けてチューブに詰まった鼻汁・痰がレントゲンの白い影の正体です。すぐに取らなくっちゃね。恐い恐い。