毒多ぁ亀山の小児科日誌

2014/12/04(木)01:21

☆紅斑vsマイコ☆

蕁麻疹・紅斑・紫斑(211)

「かぶれが治らないんです」 「何にかぶれたんですか?」 「分かりません」 「ハナノド赤いですね」 「なんなんですか」 「感染に伴う紅斑です」  2週間前から左頬発赤ブツブツに「かぶれ」の診断で内服+軟膏を塗っても治らない26才の女性。両親花粉症。1週間前から左頬の発赤が目立つようになったため受診しました。  鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)溶連菌迅速(-)でした。  26才8ヵ月:IgE:25、HD3(3.64)、杉2(3.19)、抗核抗体(-)0.11  症状はAZM内服で良くなってしまいました。かぶれは接触皮膚炎です。接触しているアレルゲンを取り除けば良くなりますが。蕁麻疹や紅斑は体内に入っているアレルゲンを取り除く必要があります。  今回は飛騨弁でいうところの「カゼボロ」ですので鼻炎扁桃腺の真っ赤っかが治る必要があります。恐い恐い。  かぶれ(接触皮膚炎)というよりも紅斑

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