毒多ぁ亀山の小児科日誌

2017/03/13(月)02:41

☆外野手引退vsマイコプラズマ皮膚炎☆

マイコプラズマ(460)

「顔・首・肘が急に悪化したんです」 「AD+皮膚感染症です」 「トビヒですか?」 「マイコプラズマ(+)です」 「どうすればいいでしょう?」 「点滴します」  乳児期からのADが、高校で野球を始めたら改善した18才のイケメン外野手。両親花粉症。  昨年秋頃野球をやめましたが、2週間前から顔・首・関節部の発赤ガサガサブツブツ掻痒が悪化、軟膏無効なので、亀クリを受診しました。  鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、リボテストマイコプラズマ(+)、溶連菌迅速(-)でした。  18才0ヵ月:IgE:142、ダニ4(40.2)、HD4(35.9)、杉3(4.84)、イネ科2(1.02)、ピティロスポリウム0.30、カビ0.19、マラセチア0.16、黄色ブドウ球菌<0.10、TARC:1131、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)  成人型AD+マイコプラズマ感染症と思われましたので、MINO+タチオン+デカドロン点滴+AZM内服としました。  マイコプラズマのスーパー抗原によるマイコプラズマ皮膚炎は、免疫力が弱ると出ます。  高3の冬ですので、卒業ストレス、寒冷ストレス、ダニHDアトピー、餅アレルギー、バレンタインチョコアトピー、いろいろ考えられますが  春から、A県T市に転居、就職するとのことですので、良くなるか?悪くなるか?、まったくわかりません。恐い恐い。 AD+マイコプラズマ皮膚炎

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