2017/08/06(日)22:30
☆熱中症vs溶連菌vsマイコvs蛾☆
「熱中症なので点滴してください」
「どこで?」
「陸上部なんです」
「ハナノド赤いですね」
「熱中症じゃないんですか?」
「溶連菌(+)です」
「背中も赤いんです」
「紅斑ですね」
「点滴してください」
「マイコ(+)蛾(+4)でした」
生後3ヵ月からAD+鼻炎で時々来る14才のイケメンボルト。
6才4ヵ月:IgE:187、雑草1(0.57)、杉・ヒノキ・カモガヤ・ダニ・カビ・犬・猫・卵白・ミルク・小麦・メロン≦0.34
陸上競技会で具合が悪くなったので、点滴してほしいと受診しました。
鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大および背部の紅斑・皮膚線条を認めましたので検査したら、溶連菌迅速(+)でした。
14才8ヵ月:IgE:592、蛾4(38.2)、ヨモギ3(7.73)、杉3(7.26)、ブタクサ3(4.97)、ヒノキ2(1.98)、HD1(0.43)、ダニ0.22、イネ科0.11、マラセチア0.11、猫・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌・犬・カビ・シラカンバ< 0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、溶連菌迅速(+)
症状は、T1:400ml+タチオン+MINO点滴で良くなりました。
陸上(暑さ+土埃の蛾と花粉)+感染症(溶連菌?マイコ?)のダブルパンチ。恐い恐い。
感染に伴う紅斑