毒多ぁ亀山の小児科日誌

2018/01/09(火)04:01

☆豆腐vs鰺vs耳切れ☆

食物アレルギー(397)

「豆腐と鰺の検査してください」 「どうされました?」 「耳切れが・・・」  生後2ヵ月から頭・顔ガサガサ乾燥にヒルドイドローション塗布している男の子。父AD・母花粉症。後耳介部がジクジクするので亀クリを受診しました。  頭・顔の発赤ガサガサと後耳介部の発赤ジクジクを認めましたので、鼻汁培養を行ないました。  生後3ヵ月:鼻汁培養:MSSA(1+) 除去食+インタール+強酸性水消毒+ラベンダー+フシジンレオ+ヒルドイドを提案しましたが、その後来ませんでした。  ミルクが口元に付着したら湿疹が出たので、検査希望で、ひさしぶりに受診しました。  生後7ヵ月:IgE:162、卵白3(10.2)、ミルク3(8.14)、チーズ3(3.82)、卵黄3(3.65)小麦2(0.70)、大 豆1(0.42)、鮭・鶏肉・トマト・カカオ<0.10  明らかな食物アレルギーでしたが、インタール内服は希望されず、ヒルドイド塗布のみ希望されました。  生後9ヵ月:突然父親ご来場。園から「生活管理指導表」持参!・卵・父・小麦・除去として欲しいとのことです。  書いてしまいました。  その後来ませんでしたが、本日は「豆腐」と「鰺」で「耳切れ」。検査して欲しいとのことです。  1才0ヵ月:IgE:317、オボムコイド3(14.3)、卵白3(13.0)、卵黄3(4.14)、ミルク2(3.01)、大豆2(1.13)、チーズ2(1.06)、小麦2(0.93)、アジ・サバ・エビ<0.10、TARC1270  今回も、ヒルドイドのみ、インタールは希望されませんでした。恐い恐い。

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