毒多ぁ亀山の小児科日誌

2018/07/25(水)02:54

☆膿皮症vs単なるアトピー性皮膚炎の掻破☆

アトピー(495)

「大学病院に紹介状書いてください」 「膿皮症ではなく単なるADの管理が不適切でした!」  0才で川崎病、2年前からアトピー性皮膚炎+春に鼻炎のある26才の男性。昨秋S市→高山に異動。  皮膚化膿症を繰り返しているので、昨年11月に検査希望で受診しました。  前医で四肢膿培養:10/28 MSSA(1+)  26才0ヵ月:IgE:204、カビ1(0.58)、HD0.19、黄色ブドウ球菌B<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP0.37、WBC4350(Neut55.8、Lymph30.8、Mono8.3、Eos4.4、Baso0.7)  前医のCFDNに加えて、排膿散及湯+フシジンレオ試用で経過観察しておりましたが、皮膚感染症・膿疹を繰り返します。  26才3ヵ月:IgE:269、杉3(7.11)、マラセチア2(3.20)、アルテルナリア2(2.28)、ヒノキ2(1.23)、カビ2(0.90)、イネ科0.21、ダニ0.21、ピティロスポリウム0.12、クラドスポリウム・ペニシリウム・アスペルギルス・カンジダ・ブタクサ・黄色ブドウ球菌A・シラカンバ<0.10  26才6ヵ月:右大腿部膿培養:MSSA(1+)  26才7ヵ月:左上腕膿培養:MSSA(1+)  G大学病院に紹介状希望です。  すぐに返事が来ました。    単に、ADのコントロールが悪いだけのこと(掻き壊しているだけのこと)でした。恐い恐い。

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