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会社を辞めて旅に出た ~いつのまにか雲南定住~

会社を辞めて旅に出た ~いつのまにか雲南定住~

ラフ族(タイ)

ラフ族(タイ)

ラフ族の老女

 チベット・ビルマ語族に属し、中国、ミャンマー、ラオス、タイに住んでいる。私が訪れたのは、タイ北部メーホンソン県のソッポンに近い、Ban Look kao Lam というラフ族の村。村の女性の衣装から、ラフ・ニ族とラフ・シェレ族が一緒に住んでいるようだ。ラフ・ニ族は、黒や青の生地に赤を基調とした刺繍を袖口や腕辺りに縫い付けた、短めのジャケットを着て、下はサロン風の同様の刺繍を施したスカートをはいている(今は市場で売っているサロンを身につけている女性も多い)。ラフ・シェレ族(左の老女)は厚めの黒い生地に白で縁取りをした丈の長い上着に、黒の膝下位までの短いズボンに、同じく黒のすね宛のようなものをふくらはぎにつけている。
 ラフ族には、長さの違う細い竹筒を数個束ねた吹奏楽器があり、新年の祭りのときなどに吹いて踊るようだ。

ラフ族の村を訪れるには

  タイではチェンライ県、チェンマイ県、メーホンソン県に主に住んでいる。私が訪れたメーホンソン県の Ban Look kao Lam は、チェンマイからメーホンソンへ続くルート1095をソッポンを過ぎて十数キロ、左手の下り坂を下っていけばよい。ルート1095からは1、2キロ離れている。
 集落には小さなラフ族のハンディクラフト博物館がある(入らなかったので詳細は不明)。ちなみにこの村には宿はない。この村から遠くないルート1095(メーホンソン寄り)の見晴らしの良い峠に 、観光客向けのラフ族のハンディクラフトショップが並んでいる。ここで、ハンディクラフトを買ったついでにでも、彼女達にお願いすると泊めてもらえるのではないだろうか。私の場合は、何も買わなかったが、ちょうどその時来たバイクに乗ったアイスキャンディー売りから、キャンディーを買って彼女達と一緒に食べたら、泊まりに来ないかとの誘いを受け泊まらせていただいた。
 ちょうどその晩は村人が集まりダンスをしたこともありなかなか興味深かった。とはいっても熱狂するようなものではなく、竹の楽器に合わせて静かに、時折突然中断しながら反時計回りに輪になって、地面を踏み鳴らすようにステップを踏むものだった。その時は何故その日に踊るのか分からなかったが、後ほどラフ族について調べた結果この踊りはおそらく「満月と新月の晩に行われる踊り」ではなかったろうかと思う。



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