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おべんきょおべんきょたのしいな♪(あやしい・・・)

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司法研修所前期・後期修習

2004年10月01日
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10月1日、無事司法修習を終了しました。
各教官からの講義の後、全体での修了式があり、
その後、クラスの一人一人に対して終了証書の授与がありました。

昨日の日記に書いたとおり、今年は多数の合格留保者が出ました。そして、非常に残念なことに、我がクラスからも、3か月後に卒業を迎えることになる人が出てしまいました。
普段の勉強態度や成績を見る限り、「えっ、どうしてこの人が」という人が留保となっており、まさしく想定外な結果でした。
日頃からこの人大丈夫かなあ、と言う人が落ちたと言うよりは、何でこの人を落とすんだ?という印象が非常に強かったです。

そもそも、2回試験というのは、修習を終了するに当たって、すなわち実務法曹として旅立つに当たって、法曹としての最低限の知識や技能を身に付けているかどうかをチェックする試験と言われています。
しかし、その最低限の知識や技能をチェックするための方法として、今現在行われている試験というものが適しているものなのかどうか、その点についてはかなり疑わしいと言えるのではないでしょうか。

確かに、試験は試験ですから、成績の良い悪いや順位というものは明確に出るわけで、その成績の悪いこと自体はやむを得ないのですが、2回試験の成績が悪いことと、法曹としての適格がないこと、というのは、全くリンクしていないように思います。

物差しを変えない限り、不合理な結果を蒙る人が出てくるのは避けられないわけで、非常に残念です。
ただ、我がクラスの留保者は、逞しく次のステップに向けて心の準備をしているようで、何よりだと思います。おそらく留保というレッテルは、今後も付いて回ることになるかと思いますが、人生万事塞翁が馬ではないですが、きっと大物の弁護士、あるいは人の心に近い弁護士になるのではないかと思います。
3か月にもう一度卒業式をやれることを心から楽しみにしたいと思っています。

にしても、試験の公平性の維持や参考文献やパソコンを1000人分以上そろえることの難しさから、法律家にあるまじく、六法と白表紙しか見ないで、準備書面や判決書を手書きで書かなければならないというのは、やはり疑問な気がします。準備書面を書くときにろくに文献を参考にしない(もちろん、時間的にきちんと見ることができないときはかなりあると思いますが)こともないでしょうし、もう少し何とかして欲しいものだと思います。

かなり衝撃が大きかったので、お礼が遅れてしまいましたが、応援頂いた皆様方、本当にありがとうございました。

裁判官任官の採否は10月6日のこととなりますので、まだもう少し時間はかかりますが、とりあえずご報告とお礼をさせていただきます。

それではまた。


10月1日、研修所での修了式を終えた後、謝恩会二次会と続きました。用意周到に巧みに準備された進行で、非常に楽しいひとときを過ごすことができました。幹事の方々には本当に感謝したいと思います。

また、教官やクラスにも恵まれて、楽しい修習生活を送ることができました。実務修習中も、指導担当や同僚に恵まれ、充実した一年を過ごすことができました。

ある教官がおっしゃられていましたが、君らがここにいることは、もちろん君らの努力に依るところも大きいのだが、ただしかし、環境が幸運にも君らにそれを許したというのに過ぎないと言う面もある。環境ゆえに、君らより能力がありながら、ここに来れなかった人たちもいる。君らは、そう言う人たちの思いも背負っているのだ。

権限と地位を持つに至ったものには、それ相応の責任と義務を果たすべきということでしょう。

公費での研修という司法修習制度が終焉を迎えつつあり、個人が私費で法律家になる時代が近づいてきました。
弁護士は、当事者の利益を代弁し、擁護するものであるという以上に、法の支配を現実に及ぼす担い手としての一面を有しています。
より分かりやすく言うと、やくざがバックにいる闇金は、違法な金利で、債務者の生活を圧迫し、それこそ身ぐるみはがして売り飛ばしたり、というようなこともしかねません。
しかし、弁護士が入り、そこまでの金利は取れませんよ、もう返済は不可能ですから破産手続に入りますよ、と闇金の横暴、人格を無視した取立、生活破壊を阻止し、債務者をそれなりの方法で、更生させます。
そうすることで、やくざに騙されて借金まみれになってしまった人でも人間らしい生活を送ることができます。ところで、借金まみれになっている人がどれだけの弁護報酬を支払えるでしょうか。

例えば、事件を起こしてしまった被告人は、やはり厳しい生活環境を持っています。家族との関係が切れてやけになって犯罪を起こしてしまった被告人を、例えば、再び家族の元に返らせることができたなら、その被告人は、二度と犯罪を犯さないかもしれません。
ただ、そう言う被告人は、しばしお金がありません。国選弁護という決して弁護費用としては高くない金額で弁護士が動くのは、やはりその被告人のためであり、そして、その被告人が更生することによって、再び犯罪が起こらないと言う意味で、社会のためでもあります。

そういった公益的な活動を担う弁護士という職業を、公費で育てるというのは、きわめて政策的に有意なことであるにもかかわらず、今後は公費での教育をやめることになります。ロースクールの学費に加え、司法修習時代の給与は貸与制となり、公費はかなり削減されることとなります。

国から給与をもらったから、弁護士は公益的な業務に就く、というのでは、志が低すぎる、と批判する人もいます。
弁護士は社会生活上の医師に喩えられます。医者については国からの給与制が導入されたそうです。医師は、国からの給与をもらわないと、公益的な業務に就かないのでしょうか。

およそ医療制度を国全体に普及されるのと同じくらい、法の支配、より分かりやすく言えば、殴られたり、名誉を傷付けられたら法廷でその損害を回復することができる、無実なのに逮捕されたら、釈放を求めることができる、やくざに絡まれて因縁を付けて脅されたり、総会屋に取り込まれそうになっても、法律のプロである弁護士に助けを求めることで、その難を逃れることができる、という社会にすることは大切なことです。
そのために、今まで修習生について給与制が取られていたのでしょう。

公費での教育を受けた最後の世代として、果たすべき役割を果たしていこうと思います。






最終更新日  2004年10月02日 15時27分15秒


2004年09月30日
タイトル通りの結果となってしまったようです。10月30日時点では、私は伝聞情報としてしか知りませんでしたので、日記自体は特に編集はせず、原文のママ残しておきます。

伝聞なので、正確なところは分かりませんが、不合格者が3名、合格留保者が43名出た模様です。不合格者3名については、おそらくは欠席の方と思われます。
合格留保者については、実際に試験は受けたが、3か月後の追試を受けるに至った方となります。

かなり衝撃です。一昨年くらいに初めて19名という合格留保者が出て、騒ぎになったのですが、今年はいきなりその倍以上と言うことで、かなり騒然としているようです。

なお、私自身ですが、私は発表を見ずに帰ってしまったため、どちらか分かりません。まさかここまでの人数になるとは思っていなかったので、いまさらながらちょっとびくびくしています。
たぶん大丈夫だとは思いますが・・・。

なお、合格留保者については、発表後一カ所に集められ、今後の予定について説明があったそうです。

しかし、かなりの激震が走っています。噂では確かに数十名という噂が流れていましたが、いざ実際にそうなってみるとかなりの衝撃です。

私自身は大丈夫かとは思いますが、明日きちんと確認を取るまで、レス等が遅れてしまうことをお詫びします。

しかし衝撃でした。今日はこの辺で失礼します。

<追加>
さきほど番号を確認してもらいました。
私は無事合格した模様です。
ただ、他の人のこともあり、正直に言って余り喜べる状況ではありません。
今日はこの辺で。






最終更新日  2004年10月02日 12時18分51秒
2004年09月29日
明日、明後日で、司法修習も終わります。
明日は、外部講師による講演が3連続であり、夕刻には2回試験の合否が発表になります。
明後日は、刑事弁護、民事弁護、検察、民事裁判、刑事裁判の5科目それぞれの最終授業があり、最後に修了式があります。
その後、クラスごとに謝恩会なりの催しが自主的に行われます。






最終更新日  2004年09月29日 21時51分29秒
2004年09月27日
商事仮処分
租税事件と立証方法
企業法務と弁護士

それぞれ外部講師による講演でした。

裁判官、検察官志望の人は、明日、明後日に面接を控えているため、色々な噂が飛び交っております。
しかし、実際のところ、2回試験の成績に関する情報は、教官のところには行っていないようで(従前がどうだったかは不明です。)、余り信憑性がないようなあるような、という感じです。
結局、合否ラインというのは毎年採用人数と募集人数との関係で変動するようで(裁判官の場合)、また、そうは言っても、やばいだろうと言われていても受かる人もいるようで、これは何とも言えないようです。
検察官の場合は、あんまりそう言う意味での変動は少なそうです。よっぽど成績が悪いときは何かあるかもしれませんが。

ん~、なんとも言えませんが、2回試験の成績については、少なくとも現在の時点では教官には行っていないと言う印象を持ちます。後日どうなるかは分かりませんが。
なお、司法試験の成績については、教官は知らないと言う建前になっていますし、実際教官もそのようにおっしゃっていますが、本当のところは分かりません。



裁判官の採用面接では、局長クラスが6,7人(結構な重鎮クラスだと思われます。)、一人の受験者を面接するそうです。
で、2回試験の成績、実務修習、後期での成績、さらに、この面接の結果、願書等々を基に、第三者機関である下級裁判所裁判官指名諮問委員会が採用の是非を判断することになるそうです。

ん~、やっぱり緊張しますねえ。

まあでも、今日会った任検希望者や任官希望者の様子を見る限り、今更落ちないだろうけど、まだ面接もあるし、落ち着かない感じ、というのが実情でしょうか。
帰り際にあった人が随分と機嫌が良さそうだったのが印象的でした。

そうそう、先日、再びクラスの人に、このページを発見されました。いやー、なんか照れますね。自分がページを持っているらしい、というのは何人かは知っているようで、ちょっと意外でした。まあでも、しばらくは内緒にしていたいので、私のことを直接知っておられる方は私だけにこそっとお話ししてくださいね。他の人には内緒にしておいてくださいね。

クッキー情報
楽天も結構有効期限の長いクッキー情報を設定しているようですね。一番長いのは3年くらいの長期のものでした。まあ、便利は便利ですけどね。
ちょいと長すぎる気がしました。

まあ、クッキーとかネットの仕組みはあんまりよく分かってませんが、自衛手段としてちょっとは理解しておかないと、と思います。






最終更新日  2004年09月27日 23時47分04秒
2004年09月26日
過去日記を編集中のため、昔のページが表に出ているかと思いますが、内容的には変わっていません。

一応、司法試験関連(受験生時代)、合格から修習開始まで、前期・後期修習(司法研修所での集合研修)、実務修習期というカテゴリーで分けています。
また、新しいカテゴリーも実務に就き次第、作ろうかと思います。とはいえ、内容についてはまだまだ悩み中です。

sweet プチという雑誌を、オール読みきり傑作ラブコミックをコンビニで買ってしまいました。おもいっきりcute&H!シゲキ的恋愛マガジンらしいです。
一通り読んでみたのですが(たいしてH!シゲキ的ではありませんでしたが)、やはり女の子の感じ方というのは、随分男性と違うのだなあ、というのが感想です。私にはなかなか感情移入が難しいですね。
ではではまた。






最終更新日  2004年09月26日 21時48分41秒
2004年09月25日
宴会、温泉、各部屋での2次会、翌日は野外プログラムと言った感じでした。前期のクラス旅行と比べて、それぞれの距離感の取り方もお互い分かっているところが大きく、個人的には非常に過ごしやすい旅行でした。
また、クラスの人の、普段とは違う面を発見したり、透明度の高いきれいな心情に触れることもできて、しみじみと快い気持ちを抱いたりもしました。魅力的な人を見ているのはそれだけで心地よいものだなと思います。

クラスの行事としては、このクラス旅行が終わると、修習修了後の謝恩会というか打ち上げを残すのみとなります。
いずれにしても、こういう企画ものの幹事をやって頂ける方には、頭が下がります。とりわけ2回試験直前の時期から色々と準備もあったことも考えると、本当に恐縮しますし、感謝したいです。
また、何らかの形で企画段階から関わろうという気持ちを持つ余裕が私にはなかったのだな、と今振り返ってみると気が付きます。


しかし、仲の良い修習生同士で、どうでもいいことをだらだらと語れるこの時間がもうすぐ終わってしまうと思うと、時の流れは本当に速いと感じます。修習生で居られるのもあと6日です。

「57期修習生の○○です」
から、
「弁護士の○○です。」、
「裁判官の○○です。」、
「検察官の○○です。」、
にそれぞれ変わります。

初めて着る、着慣れない服を着るときのように、新鮮さと緊張感、そして不安が入り交じる物事の始まりが、いよいよ近づいています。






最終更新日  2004年09月25日 20時01分13秒
2004年09月24日
この日は、外部講師を招いての講演が3本立てであり、
講義終了後、その足で一泊二日のクラス旅行に行きました。
他のクラスでは、土曜日からの一泊二日旅行も多いようです。

ところで従前は、2回試験終了後一週間くらいは丸々休みがあったようで、この時期は結婚式ラッシュだったそうです。その足で新婚旅行という感じみたいですね。

外部講師を招いての講演の方は、

医療過誤訴訟(医療側) 児玉 安司
否認事件弁護のすすめ  升味 佐江子
弁護士業法と税務    永島 正春
            (敬称略)
の3つを受けました。
医療過誤訴訟では、医療側はとかく悪く言われ勝ちですが、医療ミスというものの事実的背景や、組織法としての医師法が極めて貧弱であること、医療過誤保険の脆弱性、などなどを考えると、マスコミが言うことを鵜呑みにすることがいかに危険なことか、というのがよく分かりました。
うーん、ちょっと上手くまとめ損なってますが、株式会社に関する法制度が商法の改正で逐次バージョンアップされているのに対し、病院という組織体においては、上場企業レベルの病院においても、ろくに組織の自治や権力分立、会計面の明朗化などの措置が採られていないことを、書き残しておきたいと思います。

否認事件弁護のすすめは、99,7%の有罪立の中で、否認事件弁護をする弁護人の悲哀を感じさせるものでした。
講師の修習生時代の刑事弁護教官がおっしゃった言葉が印象に残りました。
「刑事裁判において被告人の権利を守るものは誰ですか。検察官ですか。(いいえ。)裁判官ですか。(いいえ。)じゃあ、誰ですか。(弁護人です。)それなら、全てをやってみなさい。被告人のためなら、違法でないことは全てやるんです。弁護人の対面なんて問題になりません。」

土台無茶なことをやろうとしているのが刑事弁護人というのが実情ですが、だからこそ、下手な対面にこだわらず、やれることを最後までやるその根性こそが刑事弁護人の本質なのかもしれません。

っていうか、弁護士にしても検察官にしても裁判官にしても、どれもそれがスマートに見えるとしたらたぶん幻想です。
どれもこれも泥臭いです。少なくとも自分がきれいにスマートでいられるなんてことはないと思います。泥まみれになって恥をかいて、それでようやく仕事になるんだと思います。
恥をかくのが嫌だからと通り一遍の仕事をしていたら、自分がなりたい法律家にはなれないだろうし、いずれきつい形で、しっぺかえしを食らうと思います。
それでも恥をかきたくなかったら、日頃から勉強すればいいし、手を抜かないできちんと向き合えばいいと思います。そうは言っても、もちろん恥をかかないと成長しないのですが。恥をかくのが嫌だからと何もせずにいたら、自分のせいで一人の人間の人生が決定的に変わってしまうこともある、その恐ろしさにどれだけ自覚的でいられるかはとても大切なことだと思います。
おっかない仕事だと思います。


クラス旅行
ホント楽しかったですね。最初は2日目すぐに帰ろうかなとか色々考えていたのですが、最後まで居て良かったなと思います。クラスの人たちと一緒にいる機会もあとわずかと思うととても寂しかったですね。
これから皆それぞれの人生を色々な形で歩むのだろうし、10年後、20年後にはどうなってるか本当にわからないなあ、と思います。
今はまだまだ対岸の火事ですが、弁護士会から懲戒を食らったりすることもあるかもしれないし、事実上罷免されることもあるかもしれないし、誰かが刑務所に入ることになることもあるかもしれません。
修習生になり、いよいよ実務に就くというこの時期になると、それぞれの人生の軌跡というものに思いを馳せたくなるのかもしれませんね。






最終更新日  2004年09月25日 18時40分42秒
2004年09月21日
(編集されていますので、コメントとの若干のズレが生じているかもしれません。)

主査は刑事裁判。検察、刑事弁護はそれぞれ副査。
時間は、7分,3分,3分程度。

覚せい剤の営利目的譲渡事件で、譲渡自体は認めているが、営利目的を否認。

乙1号証、立証趣旨は、身上・経歴等。ただし、暴力団構成員であることが書かれており、その暴力団が覚せい剤の営利譲渡に絡んでいることが分かっている。
この場合、乙1号証を営利目的の認定に使って良いか。

立証趣旨の拘束力と不意打ち認定。
実務では、立証趣旨に拘束力がないのが通説。にもかかわらず~♪、思わず、認定に使ってはいけないと言ってしまった。
いや、使ってはいけないと言う結論は良いのだけれど、同意されているのが立証趣旨の範囲内だから、と言う意味で、同意の効力の問題にしました。
実際のところは、不意打ち認定を避けるため、というのが答えらしいです。おそらくこれは、同意の効力について、特にその立証趣旨に限り同意したという明示のものがある場合には、同意の効力はそこに限定されるが、明示のものがない場合には立証趣旨に拘束力はない以上、緩やかに認定できるという立場を前提としていると思われます。
ただ、それでも不意打ちになるような認定はできないと適正手続の観点からしているようにも見えます。

立証趣旨の拘束力と言うことですか?と聞かれて、はいと言ったはいいものの、その瞬間、左右の副査が首を傾げる有様、ああ、やってられないさ、とやさぐれたくなりました。

あれ~、どっちだったけな~?立証趣旨に拘束力はないはずだし、同意の場合はどうだったけな???みたいな感じでした。
「まあ、弁護人がその立証趣旨に限って同意したわけですから、」とかそんなようなニュアンスのことを言うと、
「同意の効力と言うことですか。」
「はい、そうです。」
「ふむ(軽く頷いて)まあ良いでしょう。」

と一区切り尽きました。
実務と違うことを言うと質問がつっかえますので、あんまりよくないかもしれません。特に主査が裁判官だからというのもあるかと思います。

続いて、乙2号証で、本件で問題になっている甲に対する譲渡ではない、乙に対する譲渡の事実を書かれた書面が同意されたとして、これを営利目的の立証に使えるか、ということを聞かれました。
いわゆる前科に基づく認定、ですが、今回では余罪に基づく認定ということになります。
「なぜ良いのか」、と聞かれます。
「いや、手口が似ているとか、え~っと。」
「そりゃ、詐欺とかはそうだろうけれど、営利目的上の場合は?」
「ええっと、譲り渡し場所とか方法とか」
「まあ、いいでしょう。」(正解はおそらく入手先とかもあると思います。)

では、次に、単純譲渡の事案で、甲に対する譲り渡しを認めている場合、乙に対する譲り渡しの事実を立証するため、乙の検察官面前調書を検察官が請求しました。
弁護人はこれに不同意としたため、検察官が乙に対する証人尋問請求をしました。
裁判官としてはどうしますか。

「えっと、採用できないと思います。
余罪を実質的に処罰することになりかねないからです。」
「余罪を考慮することは一切行けないのですか」
「いや、情状として考慮することはできますが・・・」
「では、情状として考慮する場合と実質的に処罰する場合とではどう違うのですか。」
「えーっと、量刑とか・・・。後は事実認定をどこまでするかの問題かと」
「まあいいでしょう。刑事裁判は以上です。」
刑事裁判はこれで終了。
単純譲渡を否認している場合の、他人に対する譲渡の事実を立証に使えるか、というのも聞かれたような気がします。これは余罪に基づく認定ばりばりになりそうなので、無理というのが結論になるかと。


検察
業務上過失致死事件。
三車線道路の真ん中で、トラックが被害者をひいてしまった場合。どんな過失が考えられますか。

「えーっと、前方不注意と、スピード違反と・・・。あとは酒酔いか、あ~でも、これは同じですね。」
「うん、まあそれくらいかな(本当はブレーキを踏まなかった過失もあり得る)。じゃあ、その事件を捜査するときどんなことをするかな」
「まずは現場を見に行く。あとは実況見分でしょうか」
「そうだな。まずは実況見分だな。で、その時はどんなことに気を付けてすればいいか」
「夜間とのことですので、同じ時間帯にやることや、死角や視野、あとは、車通り、人通りの多さなどでしょうか」(あとは、ブレーキ痕とか)
「じゃね、最後に聞くけど、被害者が死んじゃっているんだけどね、被疑者の方は、被害者がいきなり出てきたんだ、って言っていて、結局左から出てきたのか、右から出てきたのか、被疑者の話だけじゃ分からないんだ。どっちからか認定したいんだけど、どういう風に調べる?」

「えーっと、まずそうですね・・・。被害者の自宅を調べて、その方向と、あと同居人がいれば、どこに行くと言っていたか聞いたりして、それで調べます。あとは、そうですね、持ち物、あーっと、コンビニの袋とかを持っていたら分かりやすいですね。」
「(微笑しながら)検察からは以上です」

刑事弁護
「外国人が逮捕・勾留されたとのことで、あなたは弁護人として初めての接見に行きました。被疑事実の確認はするとして、他に何を確認しますか。」
「確認ですか・・・。こちらから言うというよりか、相手方から聞き出すという意味でですか。」
「はい」
「えーっと、名前と、」
「外国人ですよ。」
「ビザとか、ですね。」
「後は何か?」
「第一言語を聞いておきます。」

「次に、接見した外国人被疑者が、どうも通訳が信用できないので、署名捺印したくないと言っていますが、どうしますか。」
「しなくて良いよ、と言います。後でひっくり返せないから一切しなくて良いと言います。」
「しなくてよいということですね。」
「はい」
「では、他に何かすることはありませんか。」
「そうですね。通訳文を調書に書かせるよう勧めて、原文での文章を書かなかったら、署名捺印しないぞ、と言うようにいいます。」
「検察官に対しては何か言いますか。」
「はい、通訳に不信感を持っている旨、伝えます。あと、裁判所の通訳を使うよう言います。」
(検察副査、首を傾げる)
「まあいいでしょう。刑事弁護からは以上です。」

<感想>
初っぱなの立証趣旨の拘束力で転んだのは結構ダメージが大きく、きつかった。両隣の副査が思いっきり首を傾げたものの、意見を撤回するほど頭が回らず、そのままくるくるとした頭のまま、突入して、質問も最後まで行かなかった気がします。
あーぁ、立証趣旨の拘束力の話とかなんでここであるとか言っているのかな、と非常に不思議に思います。っていうか、より正確に言うと、同意の効力の問題で、ぐちゃぐちゃと頭が混乱してしまいました。
っていうかな~、あ~あ、という感じです。何より司法試験の刑訴の勉強と、前期後期の授業の復習がもっとも効果的だと思います。
とやかく情報に振り回されるより、まめに復習しましょう。っていうか、私はこの連休中遊んでいたので、偉そうなことは全く言えませんが・・・。

基本的に裁判教官はあんまり助けてくれませんし、まあもちろんそれなりに誘導してくれますが、リアクション的には刑事弁護や検察担当に期待した方がよいかと思います。

で、初日の誘導具合に比べると、2日目はかなり誘導が減るようで、余裕だと思っていると、結構痛い目に遭います。

まあ、そんなもんでしょうか。あ~ぁ、なんで立証趣旨の拘束力認めてしまうような話に持っていってしまったのかなあ、思わず言ってしまって、そのまま修正できませんでした。
まあもういいんですけどね・・・。

せっかく2回試験が終了したのに、まったくもってすっきりしない気分です。解放感もないですし、喜びがこみ上げてくるようなこともないです。はぁ・・・、溜め息ばかりです。

もっとも、裁判官になれるかどうかは分かりませんが、2回試験自体に落第することはないと思います。なので、食いっぱぐれることもないだろうと、ちょっと安心はしています。


2回試験に向けて応援してくださった皆様方、本当にありがとうございました。とりあえず10月から、職種はともかく法律実務家にはなれそうです。
これからも頑張ります。

とりあえず合格発表は確か、29日か30日だと思ったので、そこでまた報告させて頂きたいと思います。なお、裁判官の合否の方は10月に入ってからです。

ではではまた。






最終更新日  2004年09月25日 20時00分36秒
2004年09月20日
クラスによってあったりなかったりするのですが、
2回試験に落ちた人のために、クラス単位で保険をかけたりします。

なお、2回試験とは、司法試験合格後修習修了に当たって十分な知識なり経験なりを有しているかどうか、をチェックする試験、要は、これに受からないと、弁護士や検事、裁判官になれないと言う試験です。

聞いた話だと、2回試験には、合格と合格留保と不合格というのがあり、不合格だと来年の58期と一緒に再び2回試験を受けないといけないらしく、合格留保だと、3か月後くらいに再試験があり、これに受かると晴れて法曹資格(上に述べた法曹三者のいずれかになるための資格)を得ることが出来ます。
で、合格留保の場合は、とりあえず3ヶ月間給料は出ないので(当然弁護士として働くことも出来ない)、その間の生活費について、クラスのみんなで助け合おうという話が、最初に述べた保険の話です。
大体1クラス75人なので、一人一万づつ掛け金を入れて、誰か落ちた人のためにそのお金、合計70万程度を融資する、という感じらしいです。まあ、自分が落ちたときには保険金が入ってくるので、助かると言えば助かります。

まあでも、誰も落ちないのが一番ですが、なんとなく保険がある上で試験を受けられる、というのは良い話ですね。クラスの発起人の方々には、忙しい中ありがたい、と思います。

もちろん、こういう話もクラスによって様々ですし、実際に落ちた人がいると判明した時点で、クラス内でカンパという話になるところもあるらしいです。

まさかの時のための保険ですが、いざ落ちていたら本気で有り難いに違いないと思います。
ちなみに、保険の対象は合格留保や不合格の場合のみらしく、J志望がJになれなかった場合、P志望がPになれなかった場合には保険は下りないようです。まあ、就職先を捜せばすぐに働けるので当たり前と言えば当たり前かもしれませんね。

明日は最後の口述、刑事系です。なんか筆記が終わって3連休で、もうやる気がしません。筆記の途中で3連休とか、筆記の前に3連休とかにすればいいのに、と思います。
ただ、やる気ないとか言って、余裕なふりをしていると、いざ本番や本番の直前で相当慌てるので、ろくなことはない気がします。
論文発表待ちの受験生の皆さん、よくよく肝に銘じておきましょう。

ではではまた。






最終更新日  2004年10月01日 01時55分46秒
2004年09月19日
2回試験中休み中です。

口述試験は民事系が17日にありました。
土地を建物所有目的で賃貸に出したが、賃借人が建物に抵当権を付けた。その後、競落した第三者に対する建物収去土地明け渡し請求。第三者の方は賃貸人が賃借人に抵当権競落の場合の土地賃借権譲渡を承諾したではないかと主張。賃借人の方で、承諾は強迫によるものだと主張。

取消の意思表示の相手方とか、行方不明の場合の意思表示を伝える方法とか、入札手続の概要とか、保全の方法とか、だいたいそんな感じのことが聞かれました。
ああーっと、要件事実の話ももちろん聞かれました。占有権限とか、承諾の有無とか、建物買い取り請求が権利抗弁としての主張となる場合と、買い取り請求だけで建物収去に対しては一部抗弁となることなど、が聞かれました。

かなり誘導してくれるので、筆記の勉強をそれなりにでもしていたのであれば、まず心配する必要はないと思います。

ではではまた。

大阪弁護士会のHP。読みやすくて分かりやすいです。

http://www.osakaben.or.jp/main/index.php






最終更新日  2004年09月19日 23時48分12秒

全69件 (69件中 1-10件目)

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